ニルマーネル3戦目で難なく勝ち上がり!初の中山の坂を力強く駆け抜けた!!

ニルマーネル3戦目で難なく勝ち上がり!初の中山の坂を力強く駆け抜けた!!

前走の-20キロは問題なし

9月6日に札幌でデビューし3着、その後-20キロの390kgで臨んだ11月24日の前走も3着と惜敗が続いていたニルマーネル。今回は初の中山も克服して、力強く初勝利をあげました。

前走の馬体重-20キロは、初戦を無理なくフワッと仕上げた結果と小島先生がコメントされており、結果もハナ、クビ差の3着と惜しい競馬でした。

(JRA)

そして今回3戦目は、坂路で52.5秒とこれまでの一番時計を出しながら、+6キロの396キロと馬体増で臨むという最高の臨戦態勢を整えてきました。

懸念は初となる中山の坂だけでしたが、見事1着と未勝利を勝ち上がってくれました!

12月14日中山2歳未勝利1200m芝

(JRA)

レース回顧

(画像:JRA)

1.スタートは五分に出ます。
2.控え気味に進め、中団前目に付けます。
3.ちょうど半分が過ぎる頃にはしっかりと折り合って、持ったまま先団に取り付きます。この時点で周りの馬とは力が違うとはっきりと分かりました。
4.残り400m、内から4頭目の外目からゆっくりと先頭に並びかけます。中山の外回りは大回りなので不利なく外を上がって来れます。
5.直線に向いても推進力は止まらず、前を交わす勢いで内の馬に馬体を合わせにいきます。残すは中山の坂だけです。
6.坂に差し掛かり、他の馬の脚色が鈍る中で、ニルマーネルはさらに加速します。もうここで勝ちを確信しました。
7.最後は先頭の馬を半馬身交わして1着でゴールしました。ゴール板を抜けてからも元気に駆け抜けていましたから、1200mまでということもなさそうです。

力を見せつけた初勝利

中団前目に付けて直線入り口で並びかけゴール前で交わすという王道競馬で勝利したニルマーネル、坂も苦にせずさらに加速し、小さな馬体に秘めた力をこれぞと見せつけてくれました。

デビューから2走とも3着と敗れましたが、デビュー戦で負けたリリージョワは後にもみじステークスを優勝、2戦目は減量騎手と馬場の悪い内と外の差で0.1秒差と、好走してくれたニルマーネル。

小柄な馬体で十分な調教を積むことができない中で、これまでも素質の高さを示してくれていました。今回の勝利はもちろん展開や運に恵まれたフロックではなく、ニルマーネルの実力です。

今後の活躍が大いに期待できます。

前走後、獣医師が続戦は推奨しないとコメントされていることだけが気掛かりですが、未勝利を勝ち上がってくれましたので、ゆっくりと休み、さらなる成長を促してほしいと思います。

吉田豊騎手、小島先生、厩舎スタッフの皆さん、天栄の皆さん、ニルマーネルを勝利に導いてくれてありがとうございました。

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