広尾TC募集馬出資判断(キョウエイカルラ’ 20)

広尾TC募集馬出資判断(キョウエイカルラ’ 20)

募集事項も記載していますので、念のためお決まりのご案内です。

  • 血統診断や馬体診断とは異なり、単なる素人の出資馬選びの頭の中です。
  • 持ち合わせている知識・情報の範囲のため、誤判断も十分あり得ます。
  • 個人的にまとめたものですので、転載ミスがあるかもしれません。
  • 必ず公式データで確認をお願いします。

キョウエイカルラ’ 20

  •  ロードカナロア(種付時11歳)
  •  キョウエイカルラ(出産時13歳)
  • 母父 アフリート
  • 性別 牝馬
  • 生年月日 2020年5月2日
  • 測尺 体高-cm 胸囲-cm 管囲-cm 馬体重-kg
  • 厩舎 栗東 矢作芳人
  • 一口価格 15,000円 (募集総額4,500万円)
  • 募集口数 3000口

血統の評価

  • 父ロードカナロアは、産駒1世代目アーモンドアイ、2世代目サートゥルナーリアと大物を輩出したが、3世代目から目立った活躍馬が出ず低迷気味
  • 活躍馬にはサンデーの血を持つ肌馬が多くサンデーの血を持たないキョウエイカルラは少数派である
  • 母キョウエイカルラのようなヘイルトゥリーズンを持たないミスプロ×ノーザンの肌馬では、総賞金1億超えではキングオブコージ、アンヴァルの2頭のみ
  • キングオブコージは母父がガリレオでその適性と同じ中長距離に適性を見せ始めており、アンヴァルも母父フレンチデュピティで短距離で活躍しており、母父の適性を受け継ぎやすいのかもしれない
  • 本馬は母父アフリートで短距離ダート適性に出るのが順当で、母母もダンジグで、プラスビタールスピード遺伝子検査もC・C判定なので、短距離適性で間違い無さそう
  • 芝は、父母レディブラッサムの柔軟性がより強く出るか、アジュディケーティングの牝系のナスルーラが強く出ればこなすかもしれない

立ち姿の評価

  • トップラインは緩やかで背中もよく斜尻に続く
  • 斜尻のためトモの横幅は小さいが縦に深い
  • 筋肉の凹凸が目立ちガッチリとした硬めの筋肉質
  • 頭の大きさ首の長さは標準的だが短距離馬としてなら少し細い印象
  • 肩と繋ぎはやや立ち気味で後肢は直飛
  • 顎は目立ち、腹袋もゆったりとして飼い葉食いは良さそう
  • 知性が宿る黒眼で凛々しい顔つき

歩様の評価

  • ゆったりとした歩様
  • 前肢の出は肩から動かせているもののやや窮屈さを感じる
  • 後肢の飛節の伸びはもう少し欲しいところ、踏み込みは良い
  • 繋ぎのクッションは硬め
  • 臀部を揺らさずしっかりと歩けている
  • あまり余所見もせずゆっくりと歩いており落ち着きを感じる

出資判断

血統からは短距離ダート馬の適性が強く、芝をこなせるかは繋ぎの角度からもあまり期待できなさそうです。

短距離ダート馬と見た場合、ガッチリとした筋肉は適性に合っていて好感が持てます。四肢の関節も丈夫そうです。

ただ、歩様には物足りない点もありますので、今後の成長に期待したいところです。

他に気になる点は、重箱の隅をつつくようなことですが、首が短距離馬としてはやや細めに見えますので、もう少し力強さを感じられる方が良さそうです。

未勝利に終わる仔ではないと思いますが、4,500万円という価格からはOP入りを期待できなければなかなか出資に踏み切れません。

中央のダートG1はフェブュラリーSの1600mが最短ですので、1200mの適性に出ますと地方交流重賞が活躍のメインとなります。その地方G1も1200mとなればJBCスプリントカップが唯一となり活躍の場が限られることになります。

歩様と価格、活躍の場といった点を考えますと、見送りとして今後の成長に期待したいと思います

(矢作先生のセレクションであることはとても魅力的なのですが・・・)

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