シルクHC出資馬 マンドゥラの19

シルクHC出資馬 マンドゥラの19

一年後の姿を想像して

シルク2020募集の抽優馬にした仔です。

出資戦略では7~10万円未満と4万円以下の仔を対象に検討していましたので、当初の検討にはなかった仔です。

当初の検討でパーシステントリーの19を1番手評価したときに、他のハーツ娘2頭と比べてみようと考えたことがこの仔を選んだきっかけです。

ハーツ3娘はみんな歩様が素晴らしく、おうちツアーで「ハーツの当たり年」と紹介されていたことに納得でした。

この仔を選んだ一番の決め手は、母がデインヒル系であることと、馬体重が一番多かったこと、そしてまだ成長余地があるトモ高であることです。

デインヒルの力強い筋肉

母がデインヒル系であることは、ハーツの特徴である筋肉の柔らかさ(=緩さ)を締めるために、強靭な筋肉を持つDanzig系やRoberto系の血を入れることが、配合のポイントとされているからです。

パーシステントリーのミスプロ系もありだと思いますが、見比べるとマンドゥラの19の方が力強さが伝わってきますので、より力強い筋肉を伝えることはデインヒル系に分があると考えました。

ヒッピーの19のトモも素晴らしいですが、ミスプロ系と同じNative Dancerを祖に持つエタン系とあまり日本で発展していない血統背景がよく分かりませんでした。

父系にRobertoが入っていますのでそれかなぁと思いますが、血統背景という点でマンドゥラの方が分かりやすく好みでした

ハーツ牝馬は馬体重450kgは欲しい

リスグラシューが432kgでデビューしていますので、そう重要ではないのかも知れませんが、ハーツ産駒は非力さがつきまとうことや筋肉を鍛えるためにトレーニング負荷をかける必要があることから、小柄より馬体が大きい方が良いと考えます。

おうちツアーの測尺では、マンドゥラの19が440kg、ヒッピーの19が428kg、パーシステントリーの19が438kgと、マンドゥラの19が一番大きいことはハーツ牝馬であるからこそ重視したポイントでした。

そして、まだ成長余地が明らかなアンバランスなトモ高は、1年後に雄大な馬体に成長することを容易に想像させてくれました。

450kg以上でデビューを迎える可能性という点では、間違いないと思います。

近況報告で425kgと減っているのが心配ですが・・・これからの成長を見守っていきたいと思います。

近況報告

2020.08.15 所有馬情報
在厩場所:7月21日に北海道・ノーザンファーム空港へ移動

Yearling担当者「この血統らしい幅があり、ボリューム感溢れる馬体をしていましたね。体高は低めですが、後肢が高く、まだまだ大きくなりそうです。夜間放牧を順調にこなせただけでなく、ウォーキングマシンでも運動していましたから、十分な体力を備えて移動することが出来ました。育成厩舎の環境に慣れてくれば、すぐに馴致にも対応してくれそうです」馬体重425kg

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