ヴァルドワーズ3戦続けて掲示板と好走続く

ヴァルドワーズ3戦続けて掲示板と好走続く

ノーコントロールからの巻き返し

2月の小倉から4着、4着、3着と2勝目に向けて好走が続いています。1月の中山ではミナリク騎手から「ノーコントロールだった」と報告されての11着でしたが、そこからよく巻き返してくれています。

(JRA)

秘密兵器パシュファイア

ダノンシャンティの気性の強さが今のところ裏目に出てしまっているヴァルドワーズですが、2月の小倉からパドックでパシュファイア(メッシュタイプカップのメンコ)を付け始めて、競馬当日の気性にかなりの改善が見られました。

合わせて、調教でも天栄ではトレッドミルで強いところをやったり、厩舎ではポリトラックコースを短めで追い切ったりと、この仔にあった調整ができています。

道中の落ち着きをもう少し

今回のレースでは3着と着順だけ見れば好走していますが、第4コーナーを捲くってくる手応えはこのメンバーでは群を抜いてるほど良く、直線突き放してもおかしくないものでした。

しかし、直線に入ると伸びずに、向こう正面で追い抜かした勝ち馬に差されました。池添騎手がコメントしてくれているように、促すとスイッチが入って行ってしまうところが弱点で、これがなく勝ち馬の後ろに付けていれば、着順は逆転できていたと思います。

レース後は、左前に違和感があることと、テンションが上がっていることから、天栄に放牧に出されます。次走は夏になりそうです。1月から4戦していますから、目に見えない疲れもたまっているかもしれません。

この夏には、2勝目を上げられそうです。

レース回顧

(画像:JRA)

1 スタートは出たが、その後行き脚つかず遅れる。
2 勝ち馬はスタート良かったが無理に行かず控え、ヴァルドワーズは2馬身後方。
3 第3コーナー手前でスイッチが入り、勝ち馬を交わす。
4 第3コーナーに先頭から6馬身ほどで入り、外を上がろうとする。
5 直線入り口では3馬身ほどに詰める。勝ち馬も付いてきている。
6 直線で脚が鈍り勝ち馬にゴール手前で交わされる。2着馬②番との差も詰められず。
7 危うく後方に交わされかけたが、追撃を粘りで退けて3着。

近況報告

2020.04.29 所有馬情報
在厩場所:美浦トレセン/30日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
調教内容:軽めの調整
次走予定:未定

和田正一郎調教師「レース後はこちらで状態を確認しましたが、ややテンションが高くなっており、左前もゴツゴツしていますね。続けて使うよりも心身のリフレッシュを挟んで、夏の開催に備えた方が良いと思いますので、30日にノーザンファーム天栄へ放牧させていただきます」

2020.04.29 最新情報
 30日(木)に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出る予定です。

2020.04.27 レース結果
4/25(土)福島9R 4歳上1勝クラス〔芝1,200m・16頭〕3着[2人気]

前走と同様に、パシュファイアを装着してパドックを周回。また、リップチェーンも着けています。外枠からやや出の悪いスタートから、少し力みながらの追走になります。直線に入って大外から脚を伸ばすと、3着で終えています。

和田正一郎調教師「パドックでの周回時は落ち着きがあって雰囲気は良かったのですが、徐々にレースが近づくと気の悪さを見せようとしていました。それでも、この馬なりには我慢してくれている方でしたので、テンで遅れはしたものの、以前よりもゲートは出てくれています。池添騎手は『スタート後に少し遅れたことで、若干気合いを入れる格好になったのですが、その時にスイッチが入って行きたがるような面を見せました。ただ、引っ張りすぎるのも良くないと思いましたので、リズムを守って追走したのですが、終いの伸びを考えるともっと溜めた方が良いのかもしれませんね。最後まで気持ちは続いていました』と話してくださいました。勝ち馬にはスッと交わされましたが、レースを止めるような面は見られませんでしたし、最後まで2着馬に詰め寄ろうとしていましたからね。また、池添騎手はテン乗りで難しいところはあったと思いますが、とても良い内容の競馬をしてくれました。この後についてですが、トレセンで心身の状態を確認してから、どうするか決めたいと思います」

SILK HORSE CLUB
WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com