ポレンティア善臣先生の「ダート転向」は出題間違いだった!?誤りでも一戦の大切さは変わらない
- 2020.11.02
- シルク ポレンティア
- シルクHC, 牝馬, 1勝C
貴重な機会が…
無駄な一戦だった、それしか言うことのないレースでした。
前走芝で2着になりましたが最後切れ負けしたこともあって、騎乗した柴田善臣騎手から「叩きつけるような走りをしているのでダートが合う」と進言があっての今回のレースでした。
結果は、返し馬からダートが合わないことが分かってしまったという残念でしかない事実でした。
年間5戦程度しか出走しない競走馬にとって、一戦一戦はとても貴重な機会です。もちろん調教師や騎手の方もそのことは良く分かられていると思いますが、一度ダートコースで速めをやってみることはできなかったのでしょうか。
田中先生も芝適性と考えられて、トモに甘さがありながらも芝を使ってこられましたので、ダートは合わないと考えておられたと思います。それなら、善臣騎手からの進言に疑問を持てなかったのでしょうか。
調教師と騎手とのコミュニケーションで譲り合いや妥協はなかったのか、過ぎたことではありますが、以下のように距離適性より普段から気がつけたのではと思えるだけに、もう少し慎重に考えられなかったのかと思います。
素人ながら大変恐縮ではあるのですが、しっかりしてほしいなという思いがします。
適性把握の難しさ
ダート適性の有無について、普段から気がつけなかったのかという疑問があります。
田中先生が「普段はダートコースでキャンターを行っており、その時の感触はよかった」とコメントされており、善臣騎手は「返し馬から上手く砂を掴めていませんでした」とコメントされています。
返し馬はキャンター程度ではないかと思いますが、普段のダートコースでは砂の掴みはどうだったのでしょうか。
キャンターで分かることなのに、普段では分からなかった・・・ということになっていて良く分かりません。
砂の掴み具合の判断がかなり難しく2人の判断が異なったのか、もしくは競馬場とトレセンの馬場に違いがあるのかということになります。
結果的に、施設環境も含めて適性の把握は難しいということなんだと思います。
レースでは疲れ切って
レースにもなっていませんので、レース回顧も結果の貼り付けも省略しますが、結果としてポレンティアにとっては無駄な一戦になってしまいました。
状態が良かっただけに芝でも結果が出ていたかもしれないことを考えれば、とても残念です。
ただ一言善臣騎手にお願いしたいことは、レース前からダートの適性がないと分かっていたなら、疲れ切るほど追わずにタイムオーバーにならない程度に回ってきてほしかったと思います。
興行としては良くないかもしれませんが、競馬の場合はトライアルや叩いてからというように一戦一戦全力を出し切らないことも予想の中で認識されていますので、大きな問題ではないと思います。
結果的に疲れ切ってコズミが出てしまって放牧になってしまったのは、とても残念です。
近況報告
2020.11.02 レース結果
SILK HORSE CLUB
10/31(土)東京7R 3歳上1勝クラス〔D1,600m・11頭〕10着[1人気]
内枠から五分のスタートを決めるも、芝からダートに入ってからは段々とポジションを下げます。その後も目立った脚は使えずに、後方でゴールしています。
田中博康調教師「休み明けを1度叩いて気持ちも入っていましたし、状態はかなり良かったと思うのですが、結果的にダートが合いませんでしたね。速めの時計こそ出していないものの、普段はダートコースでキャンターを行っており、その時の感触は良かったのですが…。善臣さん(柴田善臣騎手)は『前走、叩きつけるような走りでダートが向いていると思ったのですが、返し馬から上手く砂を掴めていませんでしたし、トモの嵌まりも良くなかったです。その影響で直線に入ってから手前すら替える余裕がなく、最後は疲れ切っていました。せっかくダート戦を使ってもらったのに申し訳ないです』とレース後話されていました。敗因は明らかですからしっかり切り替えて、次走は芝に戻してマイル~中距離戦で出走させたいと思います。レース後にややコズミが見られたことに加えて、続けて使ってきましたので、今のところ一旦放牧させていただく方向で考えています」
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