コマンドブルックス兄ドゥオーモも若馬のときは弱いところがあったとはいえ・・・

コマンドブルックス兄ドゥオーモも若馬のときは弱いところがあったとはいえ・・・

デビュー時期は3歳12月?????

なかなかペースが上がらないコマンドブルックスです。

兄ドゥオーモもデビューが3歳3月と遅かったので晩生の血統とは思っていますが、それにしてもペースが上がらないので心配になってきました。

そこで、同時期の兄ドゥオーモの育成状況はどうだったのか調べてみましたら、周回コースと坂路で精力的に調教をこなしていました。

ドゥオーモ2歳10月近況報告
15.10.09
坂東牧場在厩。ウォーキングマシン60分、ダク1000mの準備運動後、周回コースにてハロン17~20秒ペースのキャンター3400m、または坂路にてハロン16~18秒ペースのキャンター1~2本を乗り込まれています。
「成長途上の体に負担をかけすぎないよう、まだジワーッと乗り進めている段階ですが、それでも今朝は坂路で3F16~17秒ペースを消化。将来にむけて着実に前進しているのは、間違いのないところです。走り自体はストライドが大きく、目を引きますので、中身や体力などが伴ってくる完成期を楽しみにしつつ、日々の稽古に余念がありません。おそらくは次回の調教師の馬見を経て、今後のペースアップや移動に関する方針が定まってくるものと思われます」(荒木マネージャー)

では、現在のコマンドブルックスと同じ程度の調教メニューはいつ頃だったのかを調べてみますと、

・・・なんと、募集時近況の1歳11月でした。

ドゥオーモ1歳11月近況報告
14.11.19
北海道沙流郡日高町の坂東牧場在厩。現在は、おもにダク1000m、ハッキングキャンター2000mを消化しています。馬体重450kg、体高159cm、胸囲181cm、管囲20cm(11月中旬測定)
「ディープインパクトの産駒にしては馬格に恵まれており、筋肉がつくためのスペースも十分。まだ始まったばかりではありますが、脚元を含めて特に難しいところはなさそうですよ。これから入念に乗り進めていくことにより、体に一本の芯を通していきましょう」(荒木マネージャー)
「生まれた時からずっと見てきていますし、この週明けにも確認に行ってきました。バランスの取れた馬体をしており、軽い走りができる馬ですよね。ディープ産駒は、出来上がるまでにやや時間がかかるタイプも多いものですから、その辺は慌てずじっくりやっていきたいと思っています。これくらいの馬ですので、当然のこと期待は大。今後もディープらしく成長を遂げて欲しいところです。ミドルディスタンスあたりで皆さんに楽しんでもらえるよう、精一杯頑張ります」(野中調教師)

広尾サラブレッド倶楽部

ドゥオーモは2歳2月~3月を化骨の遅れから運動を控えていますので、その2ヶ月を短縮したとしても、この調教メニューからデビューまで1年2ヶ月を要しています。

コマンドブルックスの現在から1年2ヶ月先は3歳12月です・・・

年齢によって成長曲線は異なると思いますが、中央デビューできない可能性が現実味を帯びてきて、かなり心配になってきました

入厩の目処って何ヶ月先まで見通せるのでしょうか。そのXデーが来たときは何かアナウンスがあるのでしょうか。

一口4年目なのでこのようなケースは初めてでどうなるか分かりませんが、

  • 広尾TCの他の仔が頑張ってくれていますし、
  • もし4歳に再ファンドされるとしても出資会員でなければ申し込めませんし、
  • 牡馬なので9歳(!?)くらいまでは頑張ってもらえますし、

ここは権利放棄せず我慢強く付き合ってみようと思います。

近況報告

20.10.09
坂東牧場在厩。現在は、おもに角馬場や周回コースにてダク1000m、ハッキング2000mを消化しています。
「まだ全体的に緩さが目立つ状況ですので、どうしても各所(今はおもに股関節周辺)に疲れが溜まりやすいようですね。この大きく立派な馬体に中身が伴い、体がしっかりと固まってくるまでの間はペースアップを急がず、ひとつひとつの段階に身体を慣らしていくようなイメージで、少しずつでも着実に調教レベルを上げていければと考えます」(荒木マネージャー)

20.09.25
坂東牧場在厩。引き続き、角馬場でのハッキングを中心とした騎乗メニューを消化しています。馬体重558kg(9/17測定)
兄ドゥオーモも若馬時は弱いところがありましたし、実際に本馬の場合は、乗っては疲れが出ての小休止を何度も繰り返している経緯がありますからね。できる限り、同じ轍は踏みたくありませんので、今回のコース入りは念には念を入れて進めていく方向で。日ごとの様子を窺いながら、慎重にタイミングを計っていくことになりました」(荒木マネージャー)

20.09.11
坂東牧場在厩。現在は、丸馬場および角馬場にて騎乗運動を消化しています。
「この中間から角馬場にも入り始め、トータルで15~20分ほどのハッキングを中心としたメニューを消化中。疲れが溜まりやすかった右トモに注意を払いつつ、近日中にも周回コース入りを開始する予定になっています。まずは軽め2000mから進めていきましょう」(荒木マネージャー)

20.08.28
坂東牧場在厩。今週より、丸馬場入りを開始しています。
「およそ2週間にわたるトレッドミルでの調整を経て、今週から騎乗運動を再スタート。現在は、丸馬場にて速歩を中心とした10分ほどのメニューを消化しています。まずは感触を窺いながら、コース入り再開のタイミングを見極めていきたいと思います」(荒木マネージャー)

広尾サラブレッド倶楽部
(8/28更新)
(8/21撮影)

20.08.14
坂東牧場在厩。今週より、トレッドミル入りを開始しています。
「まずは常歩、速歩を7分ずつからスタート。まだ関節などが固まりきっていない成長途上の段階にあり、立派な馬体を持て余し、右トモなど各所に負担がかかりやすい状況のようですからね。今はペースアップを急ぐのではなく、さらに成長を促し、体がしっかりと固まってくる時期を待ってあげましょう」(荒木マネージャー)

広尾サラブレッド倶楽部
(8/21更新)

20.07.31
坂東牧場在厩。先週まではパドック放牧のみ、今週よりウォーキングマシン運動に移行しています。
「7歳でこれだけ走れるようになった兄のドゥオーモと同様に、どうやら本馬も長い目で成長を見守ってあげたいタイプ。用心のためにもう一度ショックウェーブ放射を行い、その2週間後より乗り出しを再開していく方向で進めていきましょう。目下は乗っては休みの繰り返しの中で、成長を促していきたいところです」(荒木マネージャー)

20.07.17
坂東牧場在厩。おもに周回コースにて軽いキャンター2400mを消化。先週末にショックウェーブ放射を施したことから、以降はパドック放牧のみでひと息入れています。
体が完成していない段階ですので、まだ右トモを中心に疲れが出やすい状況にあるようです。前肢への反動ではない分、大きな心配はなさそうですが、やはり当面は無理のない管理を。午前中4時間ほどの放牧により体を休めて成長を促し、節々が固まってくるのを待ってあげたいと思います」(荒木マネージャー)

広尾サラブレッド倶楽部
(7/16更新)

20.07.03
坂東牧場在厩。現在は、おもに周回コースにて軽いキャンター2400mを乗られています。
「ピンポイントで治療やケアが必要となる箇所はないものの、見た目の雄大さに比べて、まだ中身が成長しきっていない段階の馬ですからね。繰り返しにはなりますが、遅生まれの大型馬であることを念頭に置き、今は日々の小さな積み重ねを大切にじっくり進めさせてもらっています」(荒木マネージャー)

20.06.19
坂東牧場在厩。今週はトレッドミルにて速歩、駈歩合計15分を消化しています。馬体重518kg(6月中旬測定)
「一度に進めてトモなどに疲れを溜めるようなことがないよう、今週はあえて丸馬場とトレッドミルでの調整に終始。調教メニューやペースに強弱をつけながら、目下は休みなく運動を続けていくことに重きを置き、徐々に体力をつけていければと考えます」(荒木マネージャー)

広尾サラブレッド倶楽部
(6/16撮影)

20.06.05  坂東牧場在厩。今週より、馬場入りを再開しています。
「週明けから跨って感触を窺い、水曜日より周回コースへ。現在は軽いキャンター2500m程度を消化しています。これまでに最も疲労感を訴えた右トモを中心としてよく注意を払いながら、まずは慌てずにじっくり乗っていきたいと思います」(荒木マネージャー)

20.05.22
坂東牧場在厩。現在は、おもにトレッドミルにて駈歩5分を消化しています。
「ウォーキングマシンにて40分間の運動後、トレッドミルで徐々にペースを上げているところ。このまま段々と駈歩の時間を延ばしていき、6月から馬場入り再開へとつなげていきたいですね。ひとまず体調や飼葉喰いなどに問題は見られません」(荒木マネージャー)

広尾サラブレッド倶楽部
(5/29更新)
(5/19撮影)
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