コマンドブルックス走ることに前向きになってきた

育成のペースは遅いけど

じっくりと育成が進んでいます。熱発で頓挫してからの立て直しですが、ようやく調教らしいことができてきたでしょうか。ただ、育成のペースはすごく遅いです。

去年、プライムライン（下河辺牧場で育成）のことを、ノーザン系と比べてペースが遅いなと感じていましたが、そのプライムラインでさえ坂路に入っていました。なので、まだ周回コースだけのこの仔は相当遅いです。プライムラインが10月デビューでしたので、年内デビューか年明けになりそうなペースだと思います。

晩成血統ですので仕方ないですが、勝ち上がりのことや回収率のことを考えるとデビューは早いに越したことはありませんから、できるだけ早くデビューしてくれることを願います。

精神的な面でも無理はさせられない中で、走る気になってきたのは朗報です。意外とここからどんどんペースが上がっていくかもしれませんし、この仔の非凡な才能に期待することにします。

近況報告

20.03.27　坂東牧場在厩。おもに周回コースにてハロン２０～２５秒ペースのキャンター2500ｍを消化しています。馬体重５００ｋｇ（3/18測定）
「一定の進境が見られたことから、キャンターの基本ペースをじわりと上げているところ。馬場入り当初の緊張が抜け、余計な力を入れずに周回できるようになってきましたね。気持ちに余裕が生まれたことによって、走ることに対して前向きになり、鞍上の指示も通りやすくなってきています。適度に汗をかき、いくぶん体が締まってきた感じです」（荒木マネージャー）

広尾サラブレッド倶楽部

20.03.13　坂東牧場在厩。引き続き、おもに周回コースにて軽いキャンター2500ｍを消化しています。
「ひとまずこれくらいの内容であれば、体力的にも問題なくこなしてくれますね。ただ、始めたばかりということもあって、調教時は乗り手に促されながら駆けている感じ。ときおり頭を上げるなど、まだ安定感に欠ける走りですので、もう少し現在のメニューを継続し、しっかりと下地を作ってから次のステップへ移行したいと考えます」（荒木マネージャー）

広尾サラブレッド倶楽部