広尾TC最後の2歳馬ラヴマイウェイに滑り込み出資!!

広尾TC最後の2歳馬ラヴマイウェイに滑り込み出資!!

広尾サラブレッド倶楽部の2歳牝馬ラヴマイウェイに、残66口のタイミングで滑り込みました。

翌日には残18口まで減り、その後まもなく満口となりました。これで広尾TCの2歳馬は全頭満口となりました。おめでとうございます♪

気性の不安も解消傾向

早くから能力がありそうという感想を持っていましたが、この仔には能力と同じくらい競走馬に必要な「気性」に不安が見られるため、出資の優先順位を下げていました

しかし、ここ最近は気を損ねないよう配慮して育成された成果が現れ、気の悪いところを見せなくなっています

タイミングを同じくして入厩の声がかかり、一気に満口に進んできたので、このタイミングで出資申込をしました

配合は成功例

広尾TCの募集馬には、血統評論家の竹内啓安さんの解説があります。そこでは、

  • 母ハイアーラヴとBCターフ馬In the Wings(牡馬)は3/4同血で、In the Wingsは種牡馬として、Halo牝馬との間にシングスピールを出しているので、ジャスタウェイとも相性が良い
  • 父父ハーツクライは、Special持ち牝馬と相性が良く、シュヴァルグラン、リスグラシュー、ヌーヴォレコルト他、活躍馬が多数いる成功配合で、この傾向はジャスタウェイにも、アドマイヤジャスタ、アウィルアウェイのように受け継いでいる

というもので、大いに期待が持てます。

なぜ上記のような相性の良さが生じるのかの根拠は、先日ご紹介しましたAyaseさんのnoteに解説があり、Northern Dancer+Nasrullah×Hyperionの血の濃さにあるということです。

さらに一口馬主としては、産駒の仕上がりが遅い傾向にあるハーツクライより、母シビルに仕上がりが早いNorthern Dancerと3/4同血のIcecapadeを持つジャスタウェイに変わることで、少しでも早くからの活躍が期待できることはプラスだと思います。

立派な馬体

(20.09.04)

直近の近況報告では、馬体重487kgと十分な大きさがあります。まだ少しトモ高で成長余地が見られます。

管囲が19cmと細めのため、あまり大きくなりすぎると不安ですが、競馬に行くときには20kgは絞れると思いますから大丈夫かなと考えています。ただ、不安材料ではあります。

胴は長めで、前後とも筋肉がよく付いていますし、筋張っていないため柔らかそうで短いところよりマイルから中距離に適性を感じます

少し曲飛気味ですがこの程度であればスタート後のダッシュには影響しないと思いますので、Nasrullah×Hyperion配合の得意な先行粘り込みの競馬ができそうです

脚元、気性と不安点がないとは言えませんが、それを上回る血統的な魅力、牝系の魅力、筋肉の質・動きを感じます

ちょうどという表現がどうかですが、1世代6頭に出資して3頭の勝ち上がりを目指す方針からは、この世代は5頭でしたので、1枠空いてたことも出資の理由になりました。

(コマンドブルックスが遅いデビューになることやフィルメーザの立て直しに時間がかかりそうという点も理由ではあります)

シュウジデイファームの評価も高いですし、楽しみな仔です

近況報告

20.09.11  シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1~2回の速めを順調に乗り込まれています。馬体重487kg(8月下旬測定)
今週は3F40秒を切るくらいで登坂。併せ馬の内で手応えを確認したり、外で負荷をかけたりと、一度に詰め込まないよう、適度に乗り込んでいるところです。最近は馬場入りもスムーズになりましたし、ゲート練習でもスーッと発進。徐々に成長の跡がうかがえます。調教師によれば、『そろそろ美浦トレセンへ。ここ1~2週のうちに入厩させたいと思います』とのことでした」(石川代表)

20.08.28  シュウジデイファーム在厩。
引き続き、おもにBTCの坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
「水曜日には坂路の2本目に3頭併せで3F40秒台を計時。現時点であまり攻め込んだり、ステッキを入れたりするのは馬にとって良くありませんので、反応を確かめる程度に進めさせてもらっています。やる毎に動きは上向いていますので、こうやって着実に前進を図っていきたいですね」(石川代表)

20.08.14  シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路にて、ハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
「水曜日の坂路にて1本目に15-15、2本目に3F40秒台をマーク。3頭併せの真ん中で終いを重点に乗りました。機嫌を損ねないよう入念に進めていることもあって、馬場入り時にわるさをしなくなりましたし、仕掛けてからの反応も良かったですよゲート練習での発進も上達。この調子でどんどん成長を見せて欲しいところです」(石川代表)

20.07.31  シュウジデイファーム在厩。
引き続き、おもにBTCの屋内ダートトラックや坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンターを消化。週1回の速めを乗り込まれています。
「水曜日には1本目を15-15、2本目を15-14程度で登坂。本当は2本目に3F40秒くらいをやりたかったのですが、調教パートナーが遅れを取り、うまく併走に持ち込めませんでしたので、来週また仕切り直したいと思います。ゲート練習や坂路のスタート地点での様子などを見ていると、以前ほどゴネなくなっていますからね。この馬のペースで少しずつ成長が進んでいるということでしょう。馬体減の心配がないのも助かります」(石川代表)

20.07.17  シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの屋内ダートトラックや坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンターを消化。週1回、速めを乗り込まれています。
馬を宥めるように坂路2本の調教を中心として進めており、週1回は15-15を少し切るくらいで登坂。引き続き、ゲート練習も馬に合わせて反応を確かめる程度に行っており、最近はちゃんと出てくれていますよ。まだ体つきにゆとりがありますが、余裕を残しながら進めていきたいタイプでもありますからね。目下はあまり攻めすぎないよう、地道に積み重ねていければと思います」(石川代表)

20.07.03  シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの屋内ダートトラックや坂路、屋外コースにてハロン17~20秒ペースのキャンターを消化。適度に速めも交えて乗り込まれています。
「水曜日に坂路を2本。1本目は入口でやや渋りましたが、2本目はすんなりと3F40秒程度。他馬に頼ることのないよう、あえて単走で促すように乗りました。その後は、最近ゲートで悪さをする素振りが見られたことを受けて、三度の練習を消化。扉を開けて音を立ててみましたが、問題なくポンと出てくれました」(石川代表)

20.06.19  シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの屋内ダートトラックや坂路、屋外コースにてハロン17~20秒ペースのキャンターを乗り込まれています。馬体重503kg(6月中旬測定)
「現在は週1回の15-15を織り交ぜながら、適度に緩急をつけたメニューで調整中。ちょっと苦しくなってくると、坂路下などでゴネるような仕草を見せますし、ここ最近はそれがゲート練習時に見え隠れすることも。今後も気性面によく注意を払いながら工夫を凝らし、うまく導いてあげたいところです」(石川代表)

20.06.05 シュウジデイファーム在厩。
現在は、おもにBTCの屋内ダートトラックや屋外コースにて、ハロン17~20秒ペースのキャンター3000~4000mを消化しています。
「坂路調教に嫌気がさしてしまっては困りますので、今はおもにトラックにおいて、普通キャンターまでに留めて気分転換を図っているところ。芝コースにも入れるなどして発散させています。ゲート練習などではごねませんので、ある意味、頭が良い馬なのかもしれません」(石川代表)

20.05.22 シュウジデイファーム在厩。
先週は週1回の速めを消化、今週はあえてリフレッシュウィークとしています。
「先週は坂路で3F39秒台をマーク。調教自体は順調ですが、あまり攻め続けても馬に気が入りすぎますし、坂路入りが苦しいものだと分かってきたようなフシもありますからね。よって今週は時計を出さずにトラックから外馬場でサーッと。屋外であれば気分良く駆けてくれています」(石川代表)

20.05.08 シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場にてハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1回の速めを乗り込まれています。馬体重496kg、体高157cm、胸囲183cm、管囲19cm(4月下旬測定)
坂路でのみ速い時計を重ねているため、馬がそれを察知して、スタート地点でたまにごねることがありますが、他のコースで時計を出して脚元に負荷がかかりすぎるのも嫌ですからね。以前に比べれば、かなり落ち着きが出ているのも確か。可能な範囲でバリエーションを持たせながら、さらに乗り込んでいければと思います」(石川代表)

20.04.24 シュウジデイファーム在厩。
引き続き、おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場にてハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
「トラックで長めを乗ってから登坂。今週の水曜日にも3F40秒台を計時しており、継続してしっかりと乗り込むことができています以前ほど速めの調教がスクミにつながらなくなってきたあたり、少しずつ体質の強化が進んでいると見てよいのではないでしょうか」(石川代表)

20.04.10 シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場にてハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1~2回、速めを乗り込まれています。
「今週は3F40秒台で登坂。動き自体は良好ですが、まだスクミやすい面を残していますので、適度に緩急をつけながら、じっくりと乗り込んでいきたいですね。ゲート練習に関しては、前後の扉を閉めても落ち着いて駐立できていますよ」(石川代表)

20.03.27 シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場にてハロン16~18秒ペースのキャンターを消化。週1回の2F15-15を再開しています。
姿格好、坂路での動きともに楽しみな一頭ですが、先週少し時計を出した後にスクミ気味になるなど、まだ心身ともに成長途上といった様子。今週水曜日の15-15の後は大丈夫でしたので、適度に上げ下げしながら、さらに大人びた馬へと導いていきたいですね」(石川代表)

20.03.13 シュウジデイファーム在厩。
先週から今週にかけてリフレッシュ期間を設け、現在は普通キャンターを上限とした軽めの調整で管理されています。馬体重480kg(3月初旬測定)
「坂路で3F15.6-13.7-14.5をマークした後は1~2週間の気分転換を。あまり一度にやり過ぎて疲れを溜めるようなことはしたくないですし、気が勝っているタイプでもありますので、うまく上げたり抜いたりしながら進めていきたいですね。ゲートの通過練習も念入りに重ねていきたいと思います」(石川代表)

20.03.09
競走馬名は「ラヴマイウェイ : Love My Way」に正式決定。“愛”+“私の道”。父、母名より連想しての命名となりました。

20.02.28 シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場にてハロン16~18秒ペースのキャンターを消化。週1回、2F15-15を開始しています。
以前よりも気持ちの面で我慢が利くようになっており、順調にペースアップが進んでいますよ。やればやっただけ動けそうなタイプですので、オーバーワークにならないよう、メンタル面にも配慮しながら継続的に乗っていきたいと思います。ここにきて体を大きく見せるようにもなってきました」(石川代表)

20.02.14 シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場にてハロン16~18秒ペースのキャンターを乗り込まれています。
「今週の火曜日には、馬の気持ちに合わせるように終いを15秒程度までスーッと伸ばしてみました無理なく自然な流れの中で動けていましたので、今後は週1回ペースで2F15-15を取り入れていく予定です。運動始めに立ち上がろうとするなど、相変わらず元気いっぱいの様子。馬っぷりは着々と良くなってきています」(石川代表)

20.01.31 シュウジデイファーム在厩。
BTCの各屋内施設にて乗り込まれており、おもに坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。馬体重460kg(1月中旬測定)
ときおり見せる気の強さは、この牝系の特徴のひとつなのかもしれませんね。とはいえ、出掛けに元気が良すぎる程度で調教に支障はないですし、着実にペースを上げることができていますよ。お尻にも肉が付いており、幅のあるしっかりとした体に成長中。いい馬になってくるのではないでしょうか」(石川代表)

20.01.17 シュウジデイファーム在厩。
現在はBTCの各屋内施設にて乗り込まれており、おもに坂路にてハロン18~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
「乗り出しの際などに元気を余すことはありますが、いざ調教が始まれば、落ち着いて取り組んでくれていますよ。こちらが教えれば応えてくれる馬ですので、この調子で色々な物事を学ばせていきたいと思います。飼葉をよく食べ、体つきも徐々にしっかり。細くなるような心配はありません」(石川代表)

19.12.20 シュウジデイファーム在厩。
すでにBTC入りを開始しており、現在はダートトラックにて1800m、坂路にてハロン20~23秒ペースのキャンター1本を乗られています。馬体重458kg(12月中旬測定)
「左右の口向きやハミ受けをしっかりと確認した上で、BTC入りをスタート。まだ精神的に幼いようなところがあり、調教中も何かを企んでいるような感じで、騎乗者を選んだり、試してみたりするような動きを見せることがありますね。気分屋な一面が見え隠れしていますので、目下は急がず、丁寧に教えていければと思います」(石川代表)

19.11.22 シュウジデイファーム在厩。
初期馴致を終え、現在は場内にて速歩とハッキング2000mを消化しています。
「半姉のパーフェクトラヴほど敏感ではなかったものの、その血を考え、初期馴致はあえて時間をかけてじっくりと。姉の同じ時期と比べて、シルエットに少しボリュームがある感じでしょうか。来月くらいから、BTC(軽種馬育成調教センター)入りを意識していければと思います」(石川代表)

19.10.18 シュウジデイファーム在厩。
すでに初期馴致を開始しています。
「ウォーキングマシン馴致、腹帯に慣れさせるエリ上げなどを経て、今は鞍付けまで進めている段階。特にスムーズさを欠くようなことはありませんが、少々敏感なところを見せていますので、慌てることなく慎重に対応させてもらっています。心身ともにシュッとシャープな印象がありますね」(石川代表)

19.10.07
初期馴致を開始するべく、本日、浦河のシュウジデイファームへ移動しています。

19.09.20 木村秀則牧場在厩。
先週より、日中放牧に切り替えて成長を促しています。
「『5月生まれを考慮して、来月に入ってから育成牧場(シュウジデイファームを予定)へ』と調教師。ちょうど今、変化を見せてくれているところでもありますので、移動を前に日中のみの放牧とし、夜間は馬房内に戻すことで一層の成長を促しています。現時点ではお尻の位置が高く、アンバランスにも映る体型ですが、当歳時の非常に綺麗な馬体が忘れられない馬これからの成長により、化けてくれるものと期待を寄せています」(木村担当)

19.08.16 木村秀則牧場在厩。
先月に引き続き、昼夜放牧による管理が行われています。体高150cm、胸囲176cm、管囲19cm(8月上旬測定)
「遅生まれでまだ幼い体つきではあるものの、数字が示すとおり、徐々に大きくなってきていますよ。お尻などがボリュームアップし、放牧地での走りや蹴りに力強さが出てきた様子。ここにきて父のイメージも感じられるようになってきましたね。この調子で成長が進み、馬格が出てくれば、さらにスピードを活かせるのではないでしょうか」(木村担当)

19.07.12 北海道・新ひだか町の木村秀則牧場在厩。
おもに昼夜放牧により管理されています。体高149cm、胸囲173cm、管囲19cm(7月上旬測定)
「放牧地でみんながワーッと走り出すと、いつも先頭にいるのがこの馬5月生まれのため、まだ小ぶりではありますが、このひと月だけでも大きくなってきましたし、これからの成長がすごく楽しみな素質馬です。性格は気持ちが高ぶるようなタイプではあるものの、この牝系はこれが大事兄のクレッシェンドラヴが妙に大人しい馬だったとしたら、今の活躍があるかどうかは分かりませんからね。兄に続き、牝馬でも活躍馬を送り出したいと思っています」(木村担当)

広尾サラブレッド倶楽部
(19.07.05)
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