ステラリード’19賢兄カイザーノヴァにしてこの賢弟あり

ステラリード’19賢兄カイザーノヴァにしてこの賢弟あり

測尺よし!!

更新が約半年ぶりになりました。写真のUPを待っていたら、そのままズルズルと・・・という感じです。

4月は木村牧場で1歳馬たちのボスとして君臨していました。8月にシュウジデイファームに移動して、9月にはウッドチップコース、10月に坂路と、概ねNFの育成馬と同じペースで進んでいます。

顔つきもこの6ヶ月で少年から青年に変わっています。

(5月8日更新)
(10月23日更新)

そして、この間に測尺が公開されました。

  • 体高159cm
  • 胸囲175cm
  • 管囲20.5cm
  • 馬体重459kg

管囲は十分でした。体高も高い方です。胸囲もまずまずです。馬体重も十分です。いい測尺だと思います

兄と比べて

どこに行っても半兄カイザーノヴァと比べられるのは、賢兄をもつ弟の宿命です。人も馬も変わりません。

でもこの仔は比べられてその少し上を行くような評価を得ていることが凄いと思います。この賢兄にしてこの賢弟あり、そんな兄弟になってくれそうです。

木村牧場の頃から身のこなしの軽さをずっと褒められていましたから、脚捌きや背中の柔らかさが良いとコメントされていることは、良さを保ったまま成長している証で楽しみです

そんな訳で育成状況を兄と比べてみようと思います

早くデビューした兄ですが、意外にも10月にシュウジデイファームに移動し、この時期、まだウォーキングマシンや初期馴致の段階でした。

弟のように坂路入りした時期は1月でした。弟は単純に兄より3ヶ月早いペースで育成が進んでいます

兄が7月デビューでしたから、6月デビューも期待できそうです

カイザーノヴァ近況報告
20.01.17  シュウジデイファーム在厩。
年明けより、坂路調教を交えて乗り込まれています。
「BTCの各屋内施設で乗り進めており、おもに坂路にてハロン18~20秒ペースのキャンターを1本。大分こちらの環境に馴染んできたようで、初めての坂路入りの時も予想していた以上にスムーズに走ってくれました。垢抜けした体をしており、感触も良好です」(石川代表)

19.10.18 シュウジデイファーム在厩。
すでに初期馴致を開始しています。
「ウォーキングマシン馴致、腹帯に慣れさせるエリ上げなどを経て、今は鞍付けまで進めている段階。(今回の移動に際して)馬運車の積み込みに少し時間を要したと聞いていますし、馴致を進めている中でも、警戒心が強そうなところを見せていますので、慎重に対応させてもらっています。ボリューム感のある体つきがイイですね」(石川代表)

広尾サラブレッド倶楽部

近況報告

20.10.16 シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの直線ウッドチップ馬場、または坂路にてハロン24~25秒ペースのキャンター1~2本を消化しています。馬体重477kg(9月下旬測定)
脚捌きや背中の感じが柔らかく、良い雰囲気がありますね。その一方で気が入りやすく、頭の位置が高くなりがちですので、今は矯正馬具(引き返し)を装着してハミ受けや走行フォームを整えながら。兄カイザーノヴァよりも飛節の角度が深いぶん、この先、後駆に疲れを溜めないよう注意して進めていきたいと思います」(石川代表)

広尾サラブレッド倶楽部

20.09.18  シュウジデイファーム在厩。
初期馴致を終え、すでにBTC(軽種馬育成調教センター)入りを開始しています。馬体重459kg(8月下旬測定)
「半兄カイザーノヴァは初期馴致の際に少し暴れたり、慎重な姿勢を見せたりしましたが、本馬はそこまでではなく、より我慢が利きました。現在はおもに直線ウッドチップ馬場にて軽いキャンターを1~2本。馬場見せを兼ねて、様々な環境や状況に慣れさせている段階です。この次のステップは坂路入りとなります」(石川代表)

20.08.21 シュウジデイファーム在厩。
環境の変化に慣れさせつつ、初期馴致を開始しています。
「洗い場やウォーキングマシンに入れたり、うまやの中でえり上げをつけて跨ろうとしたり、ロンジングを行うなどの馴致メニューをひとつひとつ消化している段階。とにかく元気が有り余っている感じで、これは半兄カイザーノヴァとの共通項でもありますね。最初の重要なステップですから、あえて時間をかけて丁寧に取り組んでいきたいと思います」(石川代表)

広尾サラブレッド倶楽部

20.08.03  初期馴致を開始するべく、1日(土)に北海道・浦河のシュウジデイファームへ移動しています。

20.07.17 木村秀則牧場在厩。
おもに昼夜放牧による管理が続けられています。体高159cm、胸囲175cm、管囲20.5cm(7月中旬測定)
「大跳びなのはひとつ上の兄カイザーノヴァとも同じですが、カイザーがまだ荒削りなのに対して、本馬は父がロードカナロアに替わって完成度が高いイメージ。母のステラリードは繁殖牝馬としてようやく脂が乗ってきたようで、年々、配合種牡馬の良いところを引き出せるようになってきていますね。大柄でもモッサリしたところが全くなく、引き続き、好印象を抱かせてくれる存在です」(木村担当)

広尾サラブレッド倶楽部

20.06.12 木村秀則牧場在厩。
先月に引き続き、おもに昼夜放牧にて管理されています。
「与えるエサの量を増やしたこともあり、肉付きが良くなり、筋肉が浮き出てきた感じ。食べたものがしっかりと実になっていますよね。放牧地でも堂々と落ち着いており、この馬体ですから本馬が真っ先に飼葉や水を口にしても、他馬が抵抗することはなく、それが当たり前のようになっています。母の産駒の中で最も大きな目方で競馬を迎えることになるのではないでしょうか」(木村担当)

広尾サラブレッド倶楽部

20.05.15  木村秀則牧場在厩。
今月もおもに昼夜放牧にて管理されています。
トモの成長が顕著で大きく育ってきていますが、放牧地を走っている時はそう大柄には見せない感じ。モッサリしたところがなく、身のこなしの軽さがそうさせているのだと思います。冬毛が抜けてきましたので、これからさらに見映えのする体になってくるのではないでしょうか。ここまでの感触から、パンパンの芝向きといった印象を受けています」(木村担当)

広尾サラブレッド倶楽部
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