ねえ、バヌーシー、この仔買って!(セレクトセール2023)1

ねえ、バヌーシー、この仔買って!(セレクトセール2023)1

セリからの疑似体験

DMMバヌーシーをセリから楽しんでみるという試みを昨年してみました。

一口の大きな醍醐味に出資馬選びがあります。シルク祭りとかキャロット祭りとか呼ばれて、どの馬が人気があるか、など一年で一口界隈が最も盛り上がるイベントです。

DMMバヌーシーも多分に漏れず、出資馬選びは盛り上がりますが、シルクやキャロットと異なり、提携牧場がありませんので、募集頭数が20頭未満と少なめです。

そこで、大クラブさながらの出資馬選びを体験してみようと、DMMバヌーシーが主にセレクトセールで募集馬を買うことから、セレクトセール上場馬から出資馬を選んでみようと思いました。

昨年のセレクトセール(1歳セリ)では、8頭購入されています。この世代の募集馬17頭のうち8頭がセレクトセール1歳セリで購入されており、最も多い購入先になります。

当歳セリの購入もありますが、こちらは3頭と少なめです。

セレクトセールは1歳セリ、当歳セリとも200頭超の仔が上場されますから、ここからDMMバヌーシーが落札する10頭弱を当てることすら難題ですので、購入数が少ない当歳セリでは試みていません。

昨年は、1歳セリから15頭を選んだところ、なんと2頭もDMMバヌーシーの落札馬を当てることができました。

243頭の上場馬から15頭を選んで、その中からDMMバヌーシーの落札馬8頭のうち2頭が出る確率って、いくつになるんでしょうか。

243本に当たりが8本あるくじに例えたとして、当たりを引く確率は約3.292%…

15回引けるとして数学は苦手ですが、1つ当たりを引く確率は約40%もあるそうです。

2つ当たりを引く確率は8.5%…

3つ当たりを引く確率は1.2%…

1頭は何とか当てたい。運が相当良ければ2頭目も。3頭は神がからないと当たらない、そんな感じでしょうか。

前置きが長くなりましたが、つまるところ面倒なことして楽しんでます

バヌーシーに買ってほしい仔

それでは、セレクトセール2023の1歳セリ231頭の上場馬からDMMバヌーシーに買ってほしい仔15頭の発表です。5頭ずつ紹介していこうと思います。

15頭の選考は、まず動画で歩様を確認して、後肢の伸び、後肢の戻り、お尻の角張りなどを特に確認して50頭弱選び、そこから測尺や血統で絞り込んでいきました。

これで走る馬が分かることは決してありませんが、いろいろ考察するのが一口の楽しみです。

(出典:一般社団法人日本競走馬協会)

  • 転載ミスがあるかもしれませんので、ご容赦ください。
  • 必ず公式データで確認をお願いします。

No16 コスモポリタンクイーンの2022

父 Kingman
母父 Dubawi
牡 ノーザンファーム
鹿毛
2022/3/26
体高 153.5cm
胸囲 178.5cm
管囲 21.4cm

母は英国産で日本持ち込み馬です。本仔が3仔目で、長女のFrankel産駒は海外で3勝、2仔のCracksman(父Frankel)産駒はデビュー前(未出走)と、サドラー系を好んで種付けされています。

本仔の受胎が済んでから日本に持ち込まれたと思われ、下の仔は父エピファネイア牝馬でサドラークロス持ちです。(日本としてはこの下の仔が本命なのでしょう)

とはいえ、日本で活躍しているKingman産駒と言えば、シュネルマイスター(牡5歳)です。シュネルマイスターの母セリエンホルデは、サドラー持ちですから、本仔の母コスモポリタンクイーンとの相性も良さそうです。

Kingman産駒で次に活躍しているダノンジャスティスの母はヌレイエフ持ちですから、ヌレサドとの相性の良さは間違いなさそうです。

日本が凱旋門賞を夢見て購入した世界的名馬ダンシングブレーヴのクロス持ちで、夢もあり、同時に気性に不安がありますが、4×5なら…心配するほどではないかもしれません。

そんなことも些細なことと思わせてくれるのは、やっぱり父Kingmanの魅力でしょう。セリでも本仔1頭しか上場されていません。ぜひ出資してみたいと思います。

バヌーシーさん、落札してください!

No.35 ウィープノーモアの2022

父 ドゥラメンテ
母父 Mineshaft
牡 ノーザンファーム
鹿毛
2022/2/7
体高 160.0cm
胸囲 174.0cm
管囲 20.3cm

2頭目はドゥラメンテ牡馬です。本仔が3仔目で、一つ上の仔ウィープディライトはバヌーシーっ仔で、本馬の全兄です。1仔目は海外で種付けされたキープスマイリング(牝3歳、父Quality Road)で2戦目で勝ち上がっています。

ドゥラメンテが続けて種付けされているところは好感が持てますし、DMMの情報局見る限り全兄は能力高そうですから、期待できます。

血統面では、ドゥラメンテ産駒の好走例に、タイトルホルダー、リバティアイランド、アイコンテーラーと母にGone West持ちがあげられます。

本馬の母にはGone Westはありませんが、Gone Westのミスプロ×セクレタリアト×トムフールの構成が、母ウィープノーモアの父Mineshaftの父A.P. Indyにセクレタリアトとトムフール持ち、母父がミスプロ、牝系にもセクレタリアトを持っているので、近い血統構成かと思います。

G1勝ちの母にドゥラメンテの好配合とくれば、重賞勝ちを期待できます。評判の高い全兄がまだデビューしていないので、注目が集まりすぎていないことは幸いです。

それでも貴重なドゥラメンテ産駒ですから、落札は全兄の1億を超えてきそうです。こうした高額馬に出資しやすいのもDMMバヌーシーの魅力です。

バヌーシーさん、落札してください!

No.36 パンデリングの2022

父 モーリス
母父 キングカメハメハ
牡 レイクヴィラファーム
青鹿毛
2022/3/14
体高 155.5cm
胸囲 179.0cm
管囲 20.0cm

3頭目はモーリス牝馬です。DMM出資馬パンドジェーヌ(父エピファネイア、牝2歳)の半妹です。本仔は第5仔でモーリスは初めてです。

昨年、バヌーシーこの仔買って企画で半妹を取り上げたところ、バヌーシーさんが見事に落札され、実際に今出資しています。モーリスは牝馬より牡馬に活躍馬が多いので迷いましたが、ジェラルディーナ(父モーリス、牝5歳)の活躍で取り上げることにしました。

母パンデリングの仔は、牡馬のコンティノアール(父ドレフォン、牡3歳)の他はすべて牝馬で、第1仔は中央勝ちできず引退、第2子は1勝クラスと半弟に比べ成績は見劣ります。しかし、パンドジェーヌは育成でも評価が高く、本馬も牝馬にしては測尺が大きめです。母の仔出しは良い方だと思います。

血統構成は、ジェラルディーナからLyphardを引いてKingmamboを足したようなものですから、クロスは薄くなりますが、ロベルト×ミスプロでダート路線での活躍もできそうです。万能型で息の長い活躍を期待したいと思います。

バヌーシーさん、落札してください!

No.45 メリッサの2022

父 キズナ
母父 ホワイトマズル
牡 岡田スタッド
鹿毛
2022/3/18
体高 156.0cm
胸囲 171.0cm
管囲 20.4cm

4頭目はキズナ牡馬です。本仔が8仔目でキズナは初めて種付けされています。

母メリッサの産駒では、ミッキーグローリー(父ディープインパクト)、カツジ(父ディープインパクト)がマイル路線の重賞を勝つなど活躍馬が出ています。中央勝ち上がりも4頭(うち2頭が重賞馬)と好成績を収めています。

母メリッサが18歳時の出産と母の高齢がどうかですが、14、15、16歳時の仔が中央で現役を続けていますから心配なさそうです。

この仔の魅力は、キズナ牡馬の代表産駒ディープボンドと母父父ダンシングブレーヴが同じということです。非ノーザン(とはいえ、かの岡田スタッド!)や母高齢などが嫌われて安価で落札できそうな点も魅力です。

ポストディープボンドになってくれることを夢見させてくれるのではないでしょうか。

バヌーシーさん、落札してください!

No.49 アンチュラスの2022

父 エピファネイア
母父 ディープインパクト
牡 追分ファーム
黒鹿毛
2022/5/15
体高 153.5cm
胸囲 166.5cm
管囲 20.0cm

5頭目はエピファネイア牡馬です。本仔は第7仔で、初エピファネイアです。

エピファネイアといえば、エピ×カメ×サンデーが黄金配合ですが、エピ×ディープもアリストテレス、オーソクレースと好走例が出てきており、エフフォーリアも母父ハーツクライとディープインパクトと同じサンデー系に好走例が出てきています。

生まれが遅く、母父ディープのため、体高、胸囲とも小さめですので、馬体重は気になります。母の産駒はG1で募集されることが多かったですが、本馬はセレクトに回ってきたので、馬体が良いのかもしれません。

高額馬がひしめくエピファネイア牡馬の中では、エピファネイアの黄金配合ではありませんので、手ごろな価格で落札できそうな点は良さそうです。

しかし、最近勢いが出てきている母父ディープということで、歩様はいいので期待したいと思います。

バヌーシーさん、落札してください!

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