ヴィルトブリーゼ 終始気性の悪さを見せレースせず 勝ち上がりは厳しいか

ヴィルトブリーゼ 終始気性の悪さを見せレースせず 勝ち上がりは厳しいか

掛かりっぱなし

3月のデビュー戦以来、4か月弱振りとなる2戦目に挑みました。古賀先生も入厩当初から気性の荒さで苦労されていて、精神面がどこまで成長するかがヴィルトブリーゼの一番の関心事でした。

今回の2戦目が、成長がみられての満を持してなのか、もう未勝利戦の期限が迫っているからかか、答えは実戦がすべてというところでしたが、レースでは終始掛かっていて、オルフェを乗りこなした池添騎手をもってしても、お手上げだっただろうと思える競馬でした。

まずはスタートで出遅れないようにと願っていたところ、スタートすぐに左を向いてダッシュ付かず両隣に先行されます。とはいえ大きな出遅れでなく、まずまずのスタートを切れたと安堵しました。

しかし、そこから首を上げたり、頭を振ったり、行きたがったのか、嫌がってるのか、とにかく落ち着きがなく、池添騎手がその度に手綱を引き締め落ち着かせようとしています。ゴール後も首を振っていますので、レース中ずっと同じような感じだったと思います。

そんな状態ですから、本来の走破能力を出し切れた訳はなく、10着という結果もやむなしと思います。

うーん、精神面の成長があと一か月で急に進むのは難しく、未勝利勝ち上がりは厳しいなと思わざるを得ません。ブリーゼなんとか走りに集中してくれないか?

函館4R 3歳未勝利戦 芝1800m

(JRA)

レース回顧

(画像:JRA)

1.スタートは五分ですが、頭を左に向け、その分半歩遅れてしまいます。
2.スタート後、すぐにラチ沿いに向かうかと思えば、外に張り、馬込みを避けるポジションを進みます。
3.1コーナー回るときも頭を上げ口を割り、気性の荒さを見せます。
4.向正面では後方から3番目の位置を進み、ここでも池添騎手の手綱は制御するかのように引き締められています。
5.後方待機の割に前を捉える動きはなく、そのまま後方を追走します。
6.直線に入ると外ではなく内に入り、無理に追わず、おそらく次走への余力を残したと思われます。
7.垂れてきた馬を1頭交わし、10着でゴールしました。ゴール後もうるさいところを見せていました。

次走への期待としては、池添騎手が癖を掴んでくれたと思いますので、次も乗ってくれれば、奇跡が起きるかもしれません。

能力は高いと思いますので、2分間だけ集中してくれないでしょうか。捲りやすい札幌での巻き返しを期待します。

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