キャロットC出資馬 ピュアブリーゼの19
- 2020.09.23
- キャロ ヴィルトブリーゼ
- 牝馬, 育成, キャロットC
Best×Best配合×1/4異系配合
父ドゥラメンテは、祖母エアグルーヴがトニービン×ノーザンテースト、母アドマイヤグルーヴがサンデーサイレンス×トニービン、自身がキングカメハメハ×サンデーサイレンスといった最適なニックス配合が連なるBest×Best配合です。
母ピュアブリーゼは、Monsun×Nureyev系で、Nureyevと3/4同血のSadler’s Wells系×Monsunからソウルスターリングが出ており、こちらも相性の良いBest配合です。
父、母とも大物を輩出しているBest配合であり、その父母の配合は、MonsunがNorthern Dancerを持たない1/4異系配合になります。
1/4異系配合は、キタサンブラックやジェンティルドンナなどサンデーサイレンスの仔×Northern Dancerクロス持ち牝馬の配合でよく見られます。
Northern Dancerは20世紀を代表する大種牡で、スピードと早熟性を受け継ぐとなれば、現在の競馬に必要な血であることは間違いありません。
ただ、あまり濃すぎると体質面に不安が残りますので、1/4異系を配合すると体質が安定するのだと思います。
特にその血を、Nureyev、Miesque、ノーザンテーストといった遺伝力の強い名種牡馬、名牝を経由していることは、劣勢にならずに受け継いでくれる期待が高まります。
アワブラとしても楽しみ
この仔自身の活躍も期待しますが、繁殖に上がっても現在活躍しています新種牡馬エピファネイアやモーリス、リオンディーズとの相性が良く、引退後も名牝となるべき素質を持っていると思います。
母馬優先制度のあるキャロットクラブですから、もちろんこの仔の仔達にも楽しみは広がります。
安定した立ち姿
中長距離に適性がありそうな血統を体現するとおり、
- 長めの胴
- 柔らかい筋肉
- スラッとした長い脚
- 深い胸前
- 寝た肩
をもっています。
細身なりに胸前もトモも大きく筋肉も目立ちますので、華奢な印象はなく安定した立ち姿です。
ゆっくりとした歩様に力強さも
募集動画、周回動画ともにゆっくりとした歩きですが、直飛ながら後肢の踏み込みは深く、飛節も伸びており、しっかりと歩けています。
トニービンが濃く出るともっと緩く出そうですが、Nureyrvクロスとノーザンテーストが引き締めてくれているのか緩さはなさそうです。
前肢もよく出せており、硬さはありません。
やや耳を動かしますが、集中して歩けていると思いますので、気性面の心配はいらないと思います。
母の果たせなかった樫戴冠を!!
血統、馬体、動き、いずれも良いところがあり、欠点が少ない仔だと思います。
最も適性があるのは、母ピュアブリーゼが惜しくも2着となったオークスだと思いますので、ぜひ戴冠してほしいと思います。
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