ライネリーベ惜しくも2着!ラスト200m非凡な瞬発力を見せた

ライネリーベ惜しくも2着!ラスト200m非凡な瞬発力を見せた

期待に応えてくれた2着

秋の東京デビューで2番人気2着は兄スキルヴィングと同じでした。ということは、次戦で勝ち上がりですね。

勝ち上がりはそう簡単ではないですが、今日も4角から坂を上がるところがもう少しスムーズなら勝っていたと思います。北村宏司騎手が「動ける態勢にあっても行こうとしない」(DMM)と振り返るように、まだ幼いところがあります。

そのもたつきで、4角直線の入り口で勝ち馬に当たられたのも少しは影響したでしょう。普通の仔ならそこで怯んでしまいそうですが、北村騎手の渾身の追いで、ラスト200mからの瞬発力は、交わされそうな勢いで並んできたジョーブラックを抜かせず、前を行くビッグヴァレイをハナ差交わすほど鋭いものでした。おそらくラスト200mはこの仔が一番でしょう。

一度レースを経験しましたので、次は戸惑うことなく、走ってくれると思います。422kgの小柄な馬体ですから、少し間を開けて次戦に向かう方が良さそうです。

ライネリーベお疲れさまでした。Good raceでした。

競争成績 東京5Rメイクデビュー東京 芝1600m

(JRA)

レース回顧

(画像:JRA)

1.スタートはメンバー中一番上手でした。そのままハナに出そうでしたが、折り合いをつけるために番手にとどまります。
2.外から3着馬のビッグヴァレイが交わし、4番手に控えます。道中ハミを取らず余裕がなかったということで、控えたというよりここに落ち着いたというべきでしょう。
3.3角は内から2頭目というロスない位置で仕掛けどころを探します。
4.4角が終わる残り600mの標識で前へ促していきます。勝ち馬にはここで内に並ばれてしまいます。このときビッグヴァレイにピタッと並ぶ形で後ろにいた勝ち馬の進路を塞げれば勝っていたと思います。
5.さらに直線の入り口で勝ち馬に当たられ、外に弾かれ、その開いたところを勝ち馬が進みます。普通ならここで競馬を止めてしまってもおかしくないと思います。
6.しかし北村騎手が何度も馬を前へ促し、離されまいと果敢に付いていきます。ライネリーベは坂は大丈夫なようです。失速することなく前へ進みます。
7.残り200m外から1番人気のジョーブラックが交わす勢いで並びかけてきますが、ここから非凡な瞬発力を繰り出します。
8.その瞬発力は数馬身前にいたビッグヴァレイを捉え、追撃してきたジョーブラックを退けました。勝ち馬ともアタマ差まで詰め、あと50mあれば先頭に立てるくらいの推進力でした。北村騎手の懸命な追いでハナ差2着を得られました。

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