広尾TC募集馬出資判断(クエストフォーワンダー’ 19)

広尾TC募集馬出資判断(クエストフォーワンダー’ 19)

募集事項も記載していますので、念のためお決まりのご案内です。

  • 血統診断や馬体診断とは異なり、単なる素人の出資馬選びの頭の中です。
  • 持ち合わせている知識・情報の範囲のため、誤判断も十分あり得ます。
  • 個人的にまとめたものですので、転載ミスがあるかもしれません。
  • 必ず公式データで確認をお願いします。

クエストフォーワンダー’ 19

  •  ミッキーアイル(種付時7歳)
  •  クエストフォーワンダー(出産時7歳)
  • 母父 マクフィ
  • 性別 牡馬
  • 生年月日 2019年4月21日
  • 測尺 体高155cm 胸囲180cm 管囲20cm 馬体重443kg
  • 厩舎 美浦 林徹
  • 一口価格 7,500円 (募集総額1,500万円)
  • 募集口数 2000口

血統の評価

  • 父ミッキーアイルは初産駒が現2歳の新種牡馬で、活躍馬は小倉2歳SとファンタジーSと重賞連覇したメイケイエールを筆頭に、デュアリストが2勝し、他に3頭が勝ち上がりとまずまずの好成績
  • 産駒の特徴は頭数が少ないのでその限りだが、父同様マイルまでを得意とする産駒が多く、ダートはデュアリストくらいで後は芝で走っている
  • 活躍馬限りではあるが母馬の特徴を受け継いでいる産駒が多いようで、またミッキーアイルも母スターアイルの適性が強く出ているように、肌馬の特徴を出しやすいのかもしれない
  • 母クエストファーワンダーは、英国馬で芝マイルで10戦4勝し、3歳の9月に4勝目を上げた後に引退しており、母の適性どおりなら芝マイラーで、プラスビタールスピード遺伝子検査はC・T判定
  • ミッキーアイル産駒の活躍馬はサンデー、ヘイロー、ミスプロ、ノーザンと多様だがクロスを持っているので、本馬もリファール、ダンジグ、ノーザンと適度なクロスは好感が持てる
  • ちょうどリファールの粘り強さが出れば、バテないマイラーとして活躍できそう

立ち姿の評価

  • トップラインはキ甲が抜けかけている分背中が窪んで見えるが背から臀部はきれいなライン
  • 縦横のバランスは均等、前中後はやや胴が長め
  • トモの筋肉の張り、凹凸がかなり目立ち、半姉クエストフォーラヴ(父キズナ)もトモは大きく見せるが筋肉は弟が立派
  • 肩、繋ぎの角度は標準的、後肢は直飛
  • 顔の大きさ、首の長さは標準的
  • 顎は目立ち腹袋はゆったりして飼い葉食いは良さそう
  • 達観したような黒眼で大人しそうな顔立ち

歩様の評価

  • もう少ししっかりと歩かせて欲しい歩様動画で、冒頭の右へ向かっている歩様は注意散漫で速度も遅く重たそうという印象
  • 左へ向かう歩様は慣れたのか耳を前に向けて歩いておりまだマシだが、速度は遅くやはり重たい印象
  • おそらくもっと歩けるはずだが、この動画限りでは、飛節は伸びず踏み込みは浅く筋肉の力強さは感じられない
  • 臀部の揺れはそれほどでもないため、筋肉の質が緩くて非力ということではなさそう
  • ずっと尻尾を振っていて気性面で手が掛かるかもしれない

近況報告

20.11.06 北海道・浦河のシュウジデイファーム在厩。
騎乗馴致まで進んでおり、現在は場内にてハッキング2000mを消化しています。馬体重443kg、体高155cm、胸囲180cm、管囲20cm(10月下旬測定)
「初期馴致の際にいくらか集中力を欠き、敏感なところを見せましたので、あえて時間をかけてじっくりと進めさせてもらいました。現在は騎乗して口向きやハミ受けをよく確認しながら、色々と学ばせている段階。今はBTC(軽種馬育成調教センター)入りを急ぐのではなく、ひとつひとつじっくりと教えていければと思います。きっと血統が出ているのでしょう。スピード体型に映りますし、加えてサイズ感もあり、しっかりとした印象を受けています」(石川代表)

広尾サラブレッド倶楽部

出資判断

19年産は既に7頭の出資が決まっており、もう追加するつもりはなかったのですが、この馬体と価格から出資してみようかと惹かれています。

血統面は未知数ながらも、ダンジグ持ちのメイケイエールの活躍はこの仔にも期待を抱かせてくれます。少し胴が長めなところもマイルまでカバーできそうで、C・T判定の遺伝子とも合いそうで好感が持てます

これで歩様がしっかりしていれば、この価格なので大人気間違いなしと思いますが、気性がまだ幼いのか歩くことに前向きさが感じられず、身体を持て余すような緩慢な歩様です。

後肢の捌きが遅く筋肉の緩さが気になりますが、ゆっくりとした歩様からは判断しづらく、臀部の揺れが見られないことから心配なさそうですが、追加募集に回ったという理由が、この点では・・・という不安は残ります。

出資判断としては、様子見にしたいと思います。

この馬体でこの価格ですので、様子見できないかもしれませんが、せめて次の動画で集中して歩けているところを確かめたいと思います。

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