広尾TC募集馬出資判断(ソヴールトウショウ’ 19)
募集事項も記載していますので、念のためお決まりのご案内です。
- 血統診断や馬体診断とは異なり、単なる素人の出資馬選びの頭の中です。
- 持ち合わせている知識・情報の範囲のため、誤判断も十分あり得ます。
- 個人的にまとめたものですので、転載ミスがあるかもしれません。
- 必ず公式データで確認をお願いします。
ソヴールトウショウ’ 19
- 父 パイロ(種付時13歳)
- 母 ソヴールトウショウ(出産時7歳)
- 母父 スズカフェニックス
- 性別 牝馬
- 生年月日 2019年3月29日
- 測尺 体高155cm 胸囲180cm 管囲20cm 馬体重415kg
- 厩舎 美浦 和田雄二
- 一口価格 6,000円 (募集総額1,200万円)
- 募集口数 2000口
血統の評価
- 父パイロ産駒のこれまでの馬場別成績は、芝690戦28勝、ダート2,936戦235勝とダートに偏っている
- 重賞勝利実績は、ビービーバーレルのフェアリーS(芝1600m)、シゲルヒノクニの京都ハイジャンプ(障芝3930m)、ケンシンコウのレパードS(ダ1800m)と多彩だが、芝重賞を勝ったビービーバレルでも3歳夏以降はダートへ転向しているように、芝での28勝中17勝が2歳時と3歳以降はダート馬になる傾向
- 母ソヴールトウショウは、芝馬同士の配合だがダート適性に出た馬で、祖祖母エイティトウショウに宿るマンノウォー系の血が強く出たのかもしれない
- 本馬はダート馬同士の配合で、パイロ産駒の成績からもダート馬で間違いなさそう
- パイロ産駒の活躍馬の肌馬の血統は、サンデー、ノーザンダンサー、ミスプロ、ロベルトと多く、選り好みが少ない種牡馬と言えるが、その中でも祖祖父A.P.Indyがナスキロ配合の濃いクロスを持つため、クインズサターン(Caerleon)、デルマルーヴル(Sir Gaylord)、シゲルガガ(Riverman)、ミューチャリー(Sir Gaylord、Secretariat)、ワディ(Full Marks)タテヤマ(Millicent)とナスキロ配合持ちの肌馬が目立ち、本馬の母ソヴールトウショウもSir Gaylordを持っている
立ち姿の評価
- トップラインはキ甲の分背中が窪みやや斜尻の臀部へ続く
- 縦横のバランスは均等、前中後は少し前が長め
- 肩、繋ぎは寝気味、後肢は直飛
- 筋肉の凹凸は余り目立たず柔らかそうで、量はまずまずありそう
- 顎は光の加減で見えづらいが、腹袋はゆったりしており飼い葉食いは良さそう
- 知性を宿す黒眼で落ち着いた顔立ち
歩様の評価
- やや首を下げて歩いており、曇り空もあって元気無さそうな歩様
- 前肢の出は肩から動かせてるがやや物足りない
- 後肢は飛節は伸びており踏み込みは標準的
- 臀部はやや右に揺れるがまずまずしっかり歩けている
- 四肢の関節は丈夫そう
- 耳を少し動かし警戒しているが、落ち着いて歩いている
近況報告
20.11.06 北海道・むかわ町のエクワインレーシング在厩。
広尾サラブレッド倶楽部
騎乗馴致を順調に消化しています。馬体重415kg、体高155cm、胸囲180cm、管囲20cm(11月初旬測定)
「現在はロンギ場にてハッキング3000m程度、トレッドミルにてハッキングキャンター1000~1500mを消化中。坂路入り後はすぐにでもハロン18~20秒ペースでやり始めたいですからね。まずはそれに対応できる体力づくりを入念に進めているところです。ここまでは大人しく真面目に物事に取り組んでくれており、飼葉喰いも問題なし。段々と目方が増え、体つきにゆとりが出てきたのは良い傾向だと思います」(瀬瀬代表)
出資判断
パイロ産駒ということで、G1を!という目的で出資する仔ではないと思います。勝ち上がってくれて、条件戦がメインとなっても長く現役生活を続けてほしいという目的が合っていると思います。
身体は小さいですが胸囲と管囲は十分ですし、血統面からもFairy King(=Sadler’s Wells)、マンノウォー系のRelicが入っており、スタミナとパワーは兼ね備えていると思います。
パイロ産駒はWild Againの前向きな性格から2歳戦で活躍する産駒が多いので、早くデビューできれば2歳の内に勝ち上がることが期待できます。その後は本来は早熟ではない血統ですので、6~7歳まで堅実に走ってくれそうです。
不安点は、柔らかさを伝える血(Seattle Slew、Secretariat、Halo、Sir Gaylord)が多いので、緩さが締まってこないパターンです。筋肉も柔らかそうですし、張りもよく見えません。
勝ち上がりもどうかな?と思える筋肉ですが、救いは後肢の捌きがしっかりしていることです。後肢が後ろに伸びた後、前に速く戻せていますので、それなりに力強さは感じられます。
(~なりという表現、近況で見たくないと書きましたが、使う側にとっては便利です・・・)
出資判断としては、そう人気のある仔ではないと思いますので、今後の育成の進み具合を見てからでも良いと思いますので、様子見が妥当と思います。
ただ、価格が1,200万円の2,000口ということで、一口6,000円は出資のハードルは低い方ですし、さらに安い仔が後に2頭いますが1,000口ですので、マイレージ用に口数を確保する必要があるときはこの仔の方が良さそうです。(1口当たり単価と維持費は安価)
広尾TCでは、分割払いにすると支払完了後にしかマイレージの口数に計上されないデメリットがありますので、できれば一括でいきたいと思いますし、そうしますと支払月を分散させることも検討したくなります。
色々書いていますが、現時点でも価格なりに出資に値する馬体ではあるなと思いますし、ポイント還元の兼ね合いや出資を決めていますアスカビレン’20との兼ね合いから、11月中に出資申込みしてもいいかなと考えています。
育成がエクワインレーシングというのも心強いですね♪
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