タイズオブハート最後のレースは鼻出血の影響も?力出せず無念の引退
- 2020.08.25
- キャロ タイズオブハート
- 未勝利, キャロットC, 牝馬
背腰の甘さと気性か
タイズオブハートが無念の引退となりました。
最後のレースは、初の1200mに挑みましたが、タイズに走る気力が感じられず、回ってきただけのような印象で、直線伸びずに9着でした。
報告のとおり距離短縮で急がしくなった点はあるかと思いますが、それよりも気性面でタイズ自身が全力で走ることを止めているように思います。
小倉7R 3歳未勝利戦 芝1200m
背腰の疲れがある中で7戦
通算成績は7戦0-1-0-0-0-6で、着外6回のうち8着内4回と馬主孝行な仔でした。
新馬戦を2着に追い込んできたときは勝ち上がりは間違いないと思いましたが、以降のレースでは掲示板に載ることも難しくなりました。
背腰に疲れが溜まりやすいこともあり、続けて使いづらい面がありましたが、昨年10月デビューしてから、7戦も走ってくれました。
もう少し早くパンとしてくれば、強い負荷を掛けてさらに鍛えることができたと思いますが、背腰の様子を見ながらの調教はなかなか難しかったと思います。
そうした状況での7戦ですから、よく走ってくれたと思います。
森田先生にはタイズが気分よく走れるように、馬具も工夫していただきましたし、ダートや距離も色々と試していただきました。5月からは除外続きとなりながらも3ヶ月も厩舎に留めて調整していただきました。
馬房の運用がタイトになる時期に本当によくしていただいたと感謝します。
気持ちの面は一番難しい部分ですので、すぐになんとかなるものではないことは、一世代目で勉強させていただきましたので仕方がありません。
タイズオブハートお疲れ様でした。感動をありがとう。
森田先生、厩舎の皆様、ノーザンF関係の皆様、キャロットクラブの皆様、タイズオブハートの競馬にご尽力いただきありがとうございました。
近況報告
20/8/25 引退
「短距離がいいと思って番組を選んできましたが、いきなりの1200mはやや忙しかったようで、22日のレースは最後伸びかけたところでゴールとなってしまいました。ジョッキーも『ずっと外に張って反抗していた』とのことで、急かすのも良くなかったのかもしれません。レース後は息づかいがあまり良くなかったのでチェックしたところ、うっすら鼻出血の跡があるのも分かりました。今回のものではないかもしれませんが、脚を使い切れなかったのはそのせいかもしれません。ここにきて背腰がパンとしてきたことで調教のタイムもずいぶん詰められるようになっていたところでしたから、もう少し時間をいただければ…という気持ちになってしまいますが、ここまでに結果を出せなかったのは我々の力不足です。ここまでご声援いただいた会員の皆様には申し訳なく思っております」(森田師)22日の小倉競馬は、初めての1200m戦とあって忙しく、直線は伸び切れずに終わってしまいました。昨年10月のデビュー戦でいきなり2着に好走し、初戦から能力のあるところは見せてくれましたが、成長途上で背腰の甘さがウィークポイントで、近走ようやくしっかりしてきたところでした。この状況を考えるともう少しこの距離に慣れていれば…という気持ちもありますが、ここまで長く厩舎でしっかり調整していただき、現状の力は出し切れたはずです。ここで優先出走権を確保できず実質的に未勝利戦の期間内での出走が厳しくなったことから、森田直行調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様には誠に残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。20/8/22 森田厩舎
CARROT CLUB
22日の小倉競馬では五分のスタートから促しつつ中団後方を追走。3コーナーから進出し、直線は最後脚を使ったが差を詰め切れず9着。直線はジリジリ前に迫りましたが、今日は1200m戦ということでスタートからやや忙しくなり、終始外に張るような走りになってしまいました。このあたりはこの距離に慣れも必要だったのかもしれません。馬体はだいぶパンとしてきたところですが、優先出走権を逃したことで実質的に未勝利戦の期間内に出走は困難と思われる状況のため、今後について協議を行っていきます。
世代の価値上がりは3頭
この世代はリアアメリアが世代一番に勝ち上がり、好調なシルクの勢いに乗ってポレンティアも新馬勝ち、続くユールファーナが7着と掲示板を外すも、同じキャロットのタイズオブハートが新馬戦2着、プライムラインが新馬戦タイム差なしの3着と好走し、全頭勝ち上がりもあり得ると思いましたが、そう甘くはありませんでした。
勝負の世界は厳しいです。
厳しい中でも5頭中3頭が勝ち上がってくれましたので、一口馬主一世代目(7頭中3頭)からは率で成績を上げることができました。
地方出戻りに挑戦するプライムラインは必ず戻ってくると期待していますので、4頭が中央で走ってくれると思っています。
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