タイズオブハートまずはトモに力を

タイズオブハートまずはトモに力を

まずは、コロナの最中にレース後の近況報告を1時間後に更新してくれるキャロットクラブと騎手、厩舎関係者に感謝します。

ぐるっと回ってきただけのよう

レースは、スタートはそこそこで出るもそこから前には行けず、先行組の後ろにつける中団前に落ち着きます。常に岩田望来騎手の手が動いているので行きっぷりが悪そうな感じでした。

ペースは前半4F50.7秒と特に速くも遅くもなく平均ペースでしょうか。有力馬は先団に固まっていてそのまま上位入選していますが、垂れた馬もいますので、遅かったわけではないと思います。

平均ペースでありながら、これまでなら直線末脚を伸ばしてくるハートがまったく伸びを見せず、上がり39.7秒と適距離ではこれまでのワーストタイムで8着に沈みました。

これまでは37秒台で上がってきていますから、同じ脚が繰り出せていれば馬券圏内はありました。緩急なくぐるっと回ってきただけのような競馬になりました。

(JRA)

敗因は?

デビュー戦を2着に好走したときは、まさかこれほど低迷するとは考えてもみませんでした。2走目はゲートの悪い馬がいて長く待たされたことによる出遅れ、前走は距離、と敗因がはっきりしていましたけど、今回は頭が高くてダッシュがつかなかったことと、外因ではなく内因での敗戦となりました。

走る度に新たな課題が出てくる(気づく)のは、既知の課題を解消できているときは良いスパイラルと思いますが、そうではないので痛いです。

次走がラストラン?

これまで3ヶ月間隔でレースを使ってきています。その理由は背腰に疲れがたまりやすいからで、今回も続戦せず放牧に出るようです。今から3ヵ月後はもう7月です。変わらず続けて使えない状況なら実質ラストランになります。

本当は厩舎もしっかりと負荷を掛けて鍛えたいところと思います。使いつつ成長を促していくしかない状況で、最善を尽くしてほしいと思います。期待のキズナ産駒ですから、お父さんの血の力がここから沸々と沸いて娘の成長を促してくれたら・・・と、淡い期待をかけてしまいます。

近況報告

20/4/4  森田厩舎
4日の阪神競馬ではまずまずのスタートから中団後方を追走。そのまま直線を向くと、ジリジリ脚を使ったが8着。「ジョッキーは『頭が高くてなかなかダッシュがつきませんでした。流れに乗ってからは頭の位置も下がりましたし、砂を被っても問題なかったので、もう少し前につけられれば違ったと思います』と話していました。確かに調教でも多少頭の高いところはありますし、背中に疲れが出やすいのもここが原因でしょう。もう少しトモに力がついてくれば背中もしっかりして頭の位置も安定してくると思いますから、放牧を挟みつつ使いながら上を目指したいと思います」(森田師)出脚がつきづらいところはありましたが、その後はスムーズに流れに乗っていたように見えましたし、もう少し前につけられていれば…と思わせる内容でした。これからトモに力がついてくれば頭の位置も安定して出脚もつくようになるはずですから、放牧を挟みつつ使いながらの良化に期待したいと思います。この後は馬体を確認してから検討します。

CARROT CLUB
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