カレドニアレディの18出資検討-シルク2019第2回追加募集馬
- 2020.05.04
- 2018産シルク募集
- シルクHC
募集概要
- 父 オルフェーヴル(種付時9歳)
- 母 カレドニアレディ(出産時9歳)
- 母父 ファイアブレイク
- 性別 牝馬
- 生年月日 2018年1月18日
- 測尺 体高156.0cm 胸囲180.0cm 管囲19.0cm 馬体重450kg
- 厩舎 栗東 寺島良
- 一口価格 40,000円 (募集総額2,000万円)
血統
父オルフェーヴル
2015年産駒が初年度産駒でこの仔は第4世代となります。初年度からラッキーライラック、エポカドーロという大物を輩出したステイゴールドの後継種牡馬です。
ウィークポイントは、募集コメントにもあるとおり、その難しい気性で、愛馬マメールロアは競馬に行くと集中できずに能力を出し切ることはできませんでした。
拾ってきた情報では、オルフェーヴルの気性の難しさは激しさではなく賢すぎることらしく、無理だと分かったら勝手に競馬を諦めてしまうことらしいです。そのため、自身の能力が圧倒的であれば、何も問題はないことになり、走るオルフェーヴル産駒に気性難がないのは、鳥卵の話になりますが、能力があるからこそということになります。
また、同じく拾ってきた情報では、骨格がしっかりしていて、馬体重がある産駒の方が走るということです。筋肉は、緩いと緩いままの場合があるので、適度に硬く見せる方がよいということです。パワー型に見える産駒の方が走るとどこかで聞いたことがありますが、筋肉が目立っていることでパワー型に見えるということではないかと思います。
オルフェーヴル自身が、頑健さの特徴を持つノーザンテースト5×4を持っていますので、その特徴を消してしまわない配合が成功例と言えるのではないでしょうか。
稼ぎ頭上位の産駒をみても、Mr. ProspectorやNorthern Dancer、Hail to Reasonのクロスを持っていますが、ノーザンテーストのクロスより血量が少ないか同じでした。この仔はその成功例に倣い、ノーザンテースト以外のクロスを持っていないアウトブリード型の配合にしているのはいいと思います。
母カレドニアレディ
母は英国産で芝の1000m~1200mで活躍したようです。初仔は2017年産のハーツクライ産駒のミスマリアで2勝(2-3-1-2)と好成績を上げています。デビューが12月と遅いのは、ハーツクライの方の特徴でしょうか。この仔のデビュー時期は、募集案内には早めとなっています。
母の父系はウォーニング系でマイナー血統です。同じ母父の系統でオルフェーヴル産駒となっているのは、netkeiba.comの検索では本馬だけでした。ウォーニング系はスピードと持続力が特徴のため、パワー型に出れば配合が良い方に出るのではないかと思います。
この配合だと距離は短めに出そうですが、募集案内では長めになっています。オルフェーヴル産駒は長短どちらでも活躍していますので、血統より馬体次第ということだと思います。そういう意味では胴が長いため長めの方が適性は高そうです。
血統の評価まとめ
- オルフェーヴルは新種牡馬だが初年度から大物を輩出している
- 難しい気性が弱点だが、賢すぎるのが原因のため、自身の能力があれば問題ないとのこと
- 配合はノーザンテーストのクロスを主とした成功例
- 母の父系はスピード持続型のウォーニング系でありパワー型に出れば良さそう
- 距離は血統より馬体次第と思われ、募集案内どおり長めに適性がありそう
静止画
馬体はオルフェーヴル産駒にしては大きいので、問題なさそうです。稼ぎ頭は500kg近い馬体のため、成長するに越したことはありませんが、1月生まれのためあまり成長は見込めないと思います。ただ、少し腰高なのでもう少し大きくなりそうです。
顎はしっかりしているので、飼い葉食いが悪いことはなさそうです。
筋肉の張りは良く浮き上がって見えるので、柔らかさより筋肉質といった感じで、これは狙いどおりパワー型と思わせる方に出たのではと思います。
胴は長めで脚はそうでもないですが、長距離に適していそうです。ただ、短距離が駄目ということでもなさそうに思います。脚は直飛なので、ロングスパートをかけられることは、母の父系ウォーニングの特徴であるスピード持続力に合っていそうです。
申込状況で人気があるのは分かる馬体です。欲を言えば、あと20kgほど2歳の夏~秋にかけて成長してくれるとなお良いと思います。
静止画の評価まとめ
- 馬体は大きく問題ないが、少し腰高でもう少し成長しそう
- 飼い葉食いは良さそう
- 筋肉はしっかりして目立っておりパワー型に見せる
- 胴は長く長距離に向きそうだが、短いところもこなせそう
動画
歩様
前後から見た感じでは、前肢、後肢とも左右が当たりそうなくらい幅が狭い点が気になります。極端ですが一本線を踏んで歩いているような感じがします。
前肢の捌きは左右にふら付いて歩いているので分かりにくいですが、緩くはなさそうです。後肢は左の飛節が少し右と異なる動きをしていますが、よくよく見ればのレベルです。後ろから見たトモの大きさは大きく十分です。
横から見た感じでは、筋肉に緩さは感じられずしっかりしていると思います。前肢、後肢ともに動きは良いと思います。繋のクッション性も問題ないと思います。
坂路の動画がありませんが、近況報告どおりであれば、問題ないと思います。左右の四肢をぶつけて怪我しないかだけが気になりますが、大丈夫なのでしょう。
動画の評価まとめ
- 左右の四肢が当たりそうな歩様は少し心配
- 四肢に緩いところはなく動きは良い
- 筋肉は緩くなく張りも目立っておりパワーがありそう
近況報告
2020.04.27 所有馬情報
SILK HORSE CLUB
在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
調教内容:週5回周回コースで軽めのキャンター2,400m、残りの日は軽めの調整
担当者「現在、リフレッシュ期間中の為、周回コースのみの運動を行っています。リフレッシュを取り入れる前は屋内坂路をハロン15-15のペースで順調に乗り込んでおりました。父の産駒の中では気性的に落ち着きがあるタイプですね。周回コースのゆったりとしたペースでも力むことなく、前後のバランスをしっかりとってスムーズに走ることが出来ています。坂路ではまだ少し前掛かり気味に走っているので、もう少し後肢の力を上手に使えるようにすることを課題としています。体調に合わせた調教メニューを行っていますから、飼い食いは良いですし、先月よりも馬体はフックラしてきていますよ。現時点で脚元に気になるところはなく、移動はいまのところ6月頃を考えております」馬体重450kg
出資判断
人気になるのが分かる仔です。オルフェーヴルの成功例を狙った牧場の思惑どおりの馬体に成長していると思います。どこまで勝ち上がれるかは、この仔の能力次第と思います。
近況報告にある前掛り気味の走りは、愛馬のロイバルトも同じでしたので、育成でバランスの良い走りに直ってくると思います。心配無用と思います。
大成する可能性のある仔に40,000円で出資が叶うならリーズナブルとしかいえません。シルクの低価格帯の仔の勝ち上がり率は25%くらいですが、この仔はその4頭のうちの1頭には入れると思います。
気性がどう出るか読みにくいオルフェーヴル産駒をこの時期に出資判断できるというのは利点です。
かなり人気していますので、駄目元ですが、出資申し込みしたいと思います。もし、ロッシェノワールの18とも当選した場合は、2020年の出資予算を削ろうと思います。
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