メリーウィドウの18出資検討-シルク2019第2回追加募集馬
- 2020.05.04
- 2018産シルク募集
- シルクHC
募集概要
- 父 ダノンレジェンド(種付時7歳)
- 母 メリーウィドウ(出産時7歳)
- 母父 ゴールドアリュール
- 性別 牝馬
- 生年月日 2018年4月26日
- 測尺 体高163.0cm 胸囲185.0cm 管囲19.3cm 馬体重496kg
- 厩舎 栗東 石坂公一
- 一口価格 24,000円 (募集総額1,200万円)
血統
父ダノンレジェンド
2018年産駒が初年度の新種牡馬です。ダートのレースで除外になった代わりに出走した4戦目の条件戦以外はすべてダートを走った生粋のダート適性で、ダートの短距離交流重賞で活躍しました。4歳の秋から本格化し、交流重賞8勝、最後にJBCスプリント(G1)を優勝して引退しています。
Macho Unoの産駒は2005年産からnetkeiba.comの検索で15頭が日本で走っていますが、一番活躍したのがダノンレジェンドです。牡馬9頭のうち4頭がセン馬ですので、気性の荒さはMacho Uno譲りと思います。
ダノンレジェンド自身は逃げられなければ脆さを出すと言われていたように、包まれるのを嫌がる面があったように思いますが、引っかかって行ってしまい最後足が止まるということはなかったと思います。Macho Unoの気性が出てこなければ、産駒の気性には問題ないと思います。
産駒の馬場適性はダート短距離で間違いないと思います。日本で走ったMacho Uno産駒、Holy Bull産駒もダート短距離でしたので、覚醒する可能性はあると思いますが、高いダート短距離適性能力を受け継ぐと思います。
母メリーウィドウ
こちらも生粋のダート馬血統です。父ゴールドアリュールも母ウェディングメリーもダートです。この仔が初仔で下には新種牡馬ドレフォンが付けられていますので、新種牡馬担当みたいな感じといいますか、それだけ期待されている繁殖牝馬だということと思います。
母は500kgを越す大きな馬体で、父ダノンレジェンドより、母の体格を受け継いだ点はダートで活躍する上で好都合だと思います。ただ、管囲が細いところは父譲りでしょうか。
ニジンスキーのクロスを持っていますが、パワーとスタミナに勝り、スピードに劣ると言われていますので、1800ダートを主戦場にしていたのはスピード不足だったのかもしれません。
そう考えますと、スピード能力の高いダノンレジェンドとの配合は、お互いに足りないところを補っており、能力がすべて伝われば短中距離で活躍できそうです。
その融合は、お互いの母系にあるミスプロ系(Stom Cat、アフリート)のクロスが上手く後押ししてくれるように思います。
血統の評価まとめ
- 父は新種牡馬で本場の世代が初年度産駒のため傾向は不明だが、Macho Uno、Holy Blue産駒もダート適性なのでダート適性が高いと思われる
- 母もダート血統で配合されてきており、本馬はダート馬で間違いなさそう
- 父のスピード、母のスタミナ、パワーと双方を補う配合で双方の母系のミスプロのクロスが上手く働きそう
静止画
繋ぎの長さ、角度に目が行きますが、角度はダート適性の高さを物語っていますが、長さはダートでは脚抜けが悪そうです。繋ぎはお母さん似のようです。胸の筋肉はよく発達していて、それに比べると少し物足りなさを感じるトモに筋肉が付いてくれば十分な推進力を生み出せそうです。
まだトモ高ですので、もう少し成長しそうです。管囲が19.3cmと細いですが、ダートを主戦場にするので心配不要でしょうか。
胴は短めでこちらは父の方が出たようです。馬体からは中距離より短いところが合いそうに思います。直飛なので先行押し切りの競馬が合いそうで、血統と合っています。
顎はしっかりしていて飼い葉食いは良さそうです。
静止画の評価まとめ
- 繋ぎは長く立ち気味でダート適性が高そうだが脚抜けは悪そう
- 胴は短く短いところが合いそう
- 直飛で先行押し切りの競馬が合いそう
- 飼い葉食いは問題なさそう
動画
歩様
前後から見た感じでは、四肢の腕節、飛節、球節に緩さは見られません。脚捌きのばらつきも気になりません。トモの幅もあり細い感じは受けません。
横から見た感じでは、前肢の出には硬さを感じます。もう少し肩から動かすことができていれば、と思います。トモは力強く動かせていると思います。直飛の割に踏み込めていると思いますし、蹴りの方でも飛節を伸ばせていると思います。
首も使えていて、時折よそ見しますが注意散漫には見えません。もう少し活気といいますか伸びといいますか動作の大きさが欲しいところですが、これから良くなってくることを期待します。
坂路
一生懸命走っていて良い印象を受けますが、馬場に脚を取られているのか、逆にうまく掴めているのか、巻き上げが他馬より多いように見えますが、繋ぎの長さが影響しているのかもしれません。
右後方の馬が余裕をもって軽快に走っている分、本馬にはこの時計ならもう少し余裕を持った走りをしてほしいなと思います。もう少し早い時計での走りを見てみたい気はします。
動画の評価まとめ
- 四肢や筋肉に緩さはみられない
- 前肢の出は少し硬めか
- 首を使って歩けており集中力はありそう
- 坂路ではもう少し余裕を持った走りをしてほしい
近況報告
2020.04.27 所有馬情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、週2回周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの調整
担当者「現在は週2回屋内坂路を2本ハロン15~16秒ペースで登坂して、さらに週2回周回コースでも長めの距離をじっくりと乗り込んでいましす。牝馬としては十分な馬格があり、騎乗していてもカリカリする性格ではありません。これまで飼い葉を残すことや体調を崩すこともなく、順調に乗り込むことができています。昨秋から屋内坂路で運動を開始していますが、当初はトモに緩さがあり、坂路の終い1ハロンで動きがバタバタするような面がありましたが、冬場の鍛錬の成果が出てきたのか、ここ最近は最後までしっかりと駆け上がってくるようになりました。暖かくなり、冬毛も抜けて代謝も良くなり、調子は上向いてきているようです。まだこれから馬体が成長してきそうですから、焦らずハロン15秒のペースで乗り込みを続けて行く予定です」馬体重496kg
出資判断
2020年の第一次募集に出てきてほしかったと思います。(突然訳の分からないことですみません。予算的な面からそう思ってしまいました)
馬の出来はいいと思いますが、坂路の動きに若干の物足りなさを感じます。近況報告でそのことにも触れられていますので、ここからの成長力に期待されるところです。
そのため、デビューはまだ先になりそうですが、ダノンレジェンドも晩生の血統ですし、メリーウィドウも早生ということではなかったでしょうから、両親の特徴を受け継いでいるものと思います。
4月産まれですし、その成長の遅さで追加募集まで待たされたのかなと思います。気性の不安もなさそうですし、OPまで勝ち上がってくれそうな期待はしますので、この価格なら十分出資に値すると思います。
さて、困った
これで出資候補馬4頭について出資判断してきましたが、この仔を含めて3頭が出資したいなと思わせてくれました。すべて当選したら、30,000、40,000、24,000と94,000円になってしまうと予算オーバーになるのが悩みどころです。
すべて当選する確率は数パーセントでしょうから、全頭申し込む手はあると思います。締め切りまでまだ時間がありますので、もう少し考えようと思います。
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