ポレンティア文字通り力で重賞制覇を狙う

1. 前に付けられる位置取り
2. 枠の有利不利は少ないが並びに恵まれた
3. 力のいる馬場も合う、とても楽しみ
4. 近況報告

前に付けられる位置取り

変則開催初日の20日にポレンティアが2度目の重賞に挑みます。前走も同じ中山で開催されたフェアリーステークスでゴール前の瞬発力で3着に入線しました。池添騎手も「もう一列前で競馬が出来ていればもっと良い勝負になっていた」とコメントしてくれてました。

今回は、前走から200m距離が伸びて、かつスタートから2コーナーまで登りになるので、テンは遅くなると思います。ただ、ゲートから1コーナーまでが短いので、スタート直後の位置取り争いは激しくなると思います。

そういう意味でも、スタートが重要なことは前走と変わりありません。もし、少し遅れても向上面でポジションを上げられる位置が望ましいと思います。

枠の有利不利は少ないが並びに恵まれた

内回りなので実は小回りコースという中山1800mですが、データ上は枠の有利不利は少ない結果ですので、単に10番枠の有利不利を問うと、後入れの方なので、少し有利くらいでしょうか。

それよりも今回はライバル馬の並びの方で恵まれたと思います。実力上位のレッドルレーヴやクリスティ、シーズンズギフトが外目に入りました。クリスティ以外は2000mを使ってきた馬なので、先行して内目の位置を取りにくるよりも、ゆっくり出て後方の内で脚をためてくると思います。

ライバル馬より先行できそうなこの並びは、直線の短い中山コースでは有利に働きます。逃馬不在のメンバーからもペースは上がりにくく、先頭に近い位置で脚をため、瞬発力を生かして後続を突き放す競馬をすれば勝てると思います。

力のいる馬場も合う、とても楽しみ

中山開催も4週目に入って、不良での開催もありましたから、相当馬場は痛んできています。JRAのホームページで、18日の芝コースの写真が掲載されていますが、3から4コーナーの内は相当芝が剥がれています。

この荒れた力の要る馬場が、牝馬ながら500kg近い大きいポレンティアの味方になってくれるのは間違いありません。田中先生もとても楽しみと仰られていますので、重賞制覇を期待したいと思います。

近況報告

2020.03.18　所有馬情報

在厩場所：美浦トレセン
調教内容：17日に坂路コースで時計
次走予定：3月20日の中山・フラワーカップ（GⅢ）〔池添謙一〕

田中博康調教師「17日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。道中はポレンティアが2馬身追走して、最後は1馬身ほど先着して終えています。先週重たい馬場である程度負荷を掛けたので、今週は少し余裕を持った調教をしたいと考えていました。ですので、今週は格下馬を見ながら終いだけ脚を伸ばすような調教内容だったのですが、イメージ通り良い内容で当該週の追い切りを終えることが出来ました。依然としてトモの左右差は感じますが、この馬なりに力を付けてきていますから、今の状態で重賞の舞台でどれくらい走れるかとても楽しみですね。また、これまでのレース内容からも距離延長に関してはプラスに働くでしょうし、少し力の要する今の中山の馬場もこの馬には合っていると思います」
SILK HORSE CLUB

2020.03.18　出走情報
　3/20(金)中山11R　フラワーカップ（GⅢ）〔芝1,800ｍ・14頭〕54　池添謙一　発走15:45
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2020.03.18　調教タイム
　助　手　3/16(月)美坂良　63.2- 46.8- 30.7- 14.8　馬なり余力
　助　手　3/17(火)美坂良　55.6- 40.3- 25.8- 12.7　末強め追う
　　マイネルポインター（三未勝）強めを0.3秒追走0.1秒先着
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