リアアメリア秋華賞の敗因は馬場2.00.6は2000年以降最も遅い勝ち時計

リアアメリア秋華賞の敗因は馬場2.00.6は2000年以降最も遅い勝ち時計

伸びず13着

(JRA)

雨が本当に恨めしい・・・そんな気分です。

(自身の名前にアメがあるのに・・・なんて冗談でも笑えません・・・)

とはいえ、雨に当たるのはお門違いです。全馬同じ条件ですから、昨日の条件ではリアアメリアの力が及ばなかったのは結果が全てです。

それにしても中内田先生が仰るように、かなり馬場は回復していたと思います。もう良に近いんじゃないかと思っていましたが、時計を見れば重い馬場だったことが分かります

2000年から昨年までの秋華賞20回で、稍重馬場は2011年と昨年の2回あり、時計はそれぞれ1.58.2と1.59.9です。

2.00.6は「重」馬場だった2017年の2.00.2よりも遅いですから、かなり時計の掛かる馬場だったことが分かります

そうした中でもあの瞬発力ですから、デアリングタクトは強いですね。ジャパンカップ制覇あり得ると思います。

速めのペース

1,000m通過時計の59.4秒は、良馬場なら先行勢が粘れる絶妙な時計です。

しかし、重馬場よりも時計が掛かる馬場ではかなり速いペースでした。

(ちなみに、良馬場で先行勢が崩れるペースは1,000m通過が58秒台と、この1秒の違いは大きいです)

前に行っていた道悪巧者の評価もある馬も含めて大敗していますので、ペースはやっぱり速かったと思います。

逃げ馬不在でマルターズディオサが押し出される展開でしたが、結構速いペースで逃げてしまったのは、後方にいる傑物のプレッシャーなのでしょう。

リアアメリアにはそれに惑わされずに自分のペースで進んでほしかったですが、騎手に1,000mで1秒をコントロールせよというのは酷だと思います。

次走への期待

3冠レースが終わって、ようやくリアアメリアの適性が掴めて来たように思います。

同じく重馬場で始まった東京競馬場の11RオクトーバーSも稍重での開催でしたが、同じ2000mのタイムは1.59.5と秋華賞を1秒上回ります。

水はけもそうですが、元々の馬場の堅さが東京>京都なのでしょう。

秋華賞が東京で開催されていたら、また違った結果が出たと思います。

リアアメリアとしては、かなり極端に馬場の悪化を弱点としますので、馬場が安定する東京開催を中心にレース選択するのが良さそうに思います。

ジャパンカップに出れば面白そうだなと思いましたが、年内のGⅠには賞金的に出られないでしょうし、年内は休養して来年はこのようなローテーションでしょうか

  • 2月 クイーンC 東京1,600m
  • 5月 ヴィクトリアマイル 東京1,600m
  • 6月 安田記念 東京1,600m
  • 10月 毎日王冠 東京1,800m
  • 10月 天皇賞(秋) 東京2,000m
  • 11月 マイルチャンピオンシップ 阪神1,600m 又は
    11月 ジャパンカップ 東京2,400m

(アエロリットのローテほぼそのまま・・・)

さすがにもっと牝馬限定GⅢを使いますでしょうか。

いずれにしましても、馬場の良いコースを中心にローテーションが組まれることを望みます。

3冠レースが終わりましたので、古馬との対戦をゼロからはじめましょう!

最後に、デビュー時から注目を集め、3冠レースにすべて出走する愛馬をもてたことは何よりの幸せです。

川田騎手、中内田先生、猿橋助手はじめ、NFの皆様、シルクHCの皆様、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

古馬になって更なる活躍を期待していますので、引き続きよろしくお願いします。

近況報告

2020.10.19 レース結果
 10/18(日)京都11R 秋華賞(GⅠ)〔芝2,000m・18頭〕13着[2人気]

まずまずのスタートから促しながら好位5番手を追走します。3~4コーナーで外から押し上げて行きますが、最後の直線では目立つほど伸び切れず、4度目となるGⅠ挑戦は13着でゴールしています。

中内田充正調教師「前走からマイナス4kgとほぼ変わりない数字で出走させることが出来ましたし、テンションが高くなることもなく良い雰囲気を保っていました。返し馬の感触ではそこまで分からなかったですが、リアアメリアにとっては見た目以上に走りづらい馬場だったようです。ローズステークスの時は楽に好位に取り付けることが出来ましたが、今回は促しながらであの位置でしたから、その段階から余計な体力を使っていたのでしょう。川田将雅騎手に聞いたところ、『良いところで進めることが出来た割には、3~4コーナーではもう余力が残っていない感じでした。桜花賞の時もそうでしたが重い馬場は合わないのかもしれません』と話していました。馬場はだいぶ回復していたので何とかこなしてくれると思っていましたが、やはり重馬場だと力を発揮できないですね。期待を裏切る形になってしまい申し訳ございませんが、力を発揮できる舞台になれば頑張って走ってくれると思いますので、次走に気持ちを切り替えて行きたいと思います。この後はトレセンに戻ってどれだけ疲労があるのか確認したうえで、相談させていただきたいと思います」

SILK HORSE CLUB
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