リアアメリア関屋記念に挑む！前走復調気配で期待かかるも台風の影響が心配

前走見せ場十分の4着

新馬戦を圧勝し、アルテミスSも豪快な差しで連勝した記憶が今も強烈に残るリアアメリアですが、その後は大きな舞台を連戦してきたとはいえ、安定した成績を残せていません。

その原因は激しすぎる気性で、レース中に首を大きく振る姿は見慣れるほど毎回見られます。

しかし、そうした中でも機嫌よく走らせれば、番手から抜け出して勝利したローズSのように王者のレースができるアメリア嬢で、前走のマーメイドSは直線入り口で先頭に立つ、正に王道のレースをしてくれました。

その後、直線でさらに伸びることができず4着でしたが、見せ場十分の復調気配を感じるレースでした。

オークス4着、ローズS優勝と、2000m以上で結果を出していますので、中距離に対応できるスタミナはあると思いますが、この仔の場合は掛からないよう抑えつつ、力まずリラックスして走らせることが必要です。

その点、コーナーが多いとペースを抑えやすいですが、新潟は2000mでも1ターンとコーナーが少ないコースです。

昨年の新潟記念はペースが流れ最後脚が上がったように、それ程きついペースではありませんでしたが、直線で脚が上がったように溜めを作りにくいコースのため、新潟なら1600mの方が合っていると思います。

今回は、レース選択もよく、調教も良く、臨戦過程からは大いに期待できる一戦ですが、これだけはどうもできないないことが天気です。

リアアメリアは蹄が薄いので、馬場が渋るとその切れ味が鈍ります。

復調が期待できる一戦を迎えるこの週末に、台風が関東に最接近するという何という不運でしょうか。

あまりに不運で、リアアメリアの名のとおり雨を呼んでしまうのでは？と、オカルト的なことを信じてしまいそうになります。

これで雨が得意ならまだしも極端に不得手ですから、自ら呼び寄せているのではもちろんなく偶然ですが、運がないなと毎回思います。

日曜は雨量もそれほどでなさそうなので、良馬場で迎えられるかもしれませんが、阪神JFのように良馬場判定でも、前日まで雨が降り芝がボコボコに荒れると末脚が切れないまま着外に沈みます。

今の新潟は馬場がすごくきれいで、内目の枠に入ったリアアメリアにとっては、スタートを決めて番手から抜け出せる絶好の条件が揃っていましたが、良馬場判定でも馬場が荒れた状態なら厳しいと思います。

うまくいかないものですが、一つでも上の着順をめざしてがんばってほしいと思います。