リアアメリア重馬場が敗因?次走はオークスへ

リアアメリア重馬場が敗因?次走はオークスへ

桜花賞の敗因は重馬場

(JRA)

リアアメリアの近況が更新されました。一番の関心ごとは桜花賞の敗因ですが、今回は気持ちの面ではなく重馬場が敗因という内容でした。同じディープインパクト産駒のほとんどが馬場を敗因にしていますので、大きな影響があったと思います。

阪神はBコースに変わったので、そこまで悪くならないかと思っていましたが、福永騎手のコメントで「一気に馬場が悪くなった」とありますので、大阪ハンブルクCから重馬場に変わり、桜花賞までにさらに進んで不良くらいにはなっていたかもしれません。

桜花賞に出走したディープ産駒は6頭で、スマイルカナとミヤマザクラが掲示板に載る好走です。亀谷氏の示したデータでは440kg未満と以上のディープ産駒では成績に明らかな差があるということなので、馬体重も記載してみました。

  • スマイルカナ 3着 416kg
  • ミヤマザクラ 5着 470kg
  • サンクテュエール 6着 456kg
  • リアアメリア 8着 478kg
  • マジックキャッスル 12着 424kg
  • インターミッション 14着 406kg

スマイルカナは、柴田騎手が「馬場にのめることはなかった」とコメントしています。母エーシンクルーディはダートで活躍した馬なので、重馬場対応ができたのかもしれません。馬体重が軽いのに3着は立派です。

ミヤマザクラ、サンクテュエール、リアアメリアは馬場を敗因にあげています。サンクテュエールとリアアメリアの母も米国ダートで活躍した馬なので下手ではないと思いますが、この2頭は「脚が上がった」、「体力が残っていなかった」ことも敗因としてコメントしていますので、パワー不足もあると思います。

気持ちの面は本当に大丈夫だったか

コメントでは気持ちの面での問題はなかったとされていますが、道中2回、他馬から影響を受けているところで、怯んだように見えます。第3コーナー入口で外から寄られたときに前に行かずに下がってますし、直線に向いたところでミヤマザクラに当たられた後、馬が左向いてますから走りに集中できていないように見えます。レースに向かう精神面という点はうまく調整できたと思いますが、レースに行って馬混みを割って前へいくような勝負根性は弱く、まだ課題が残っていると思います。

デアリングタクトも馬混みを嫌うと井内氏がテレビでコメントしていましたが、エルフィンSと同じく外に出して伸びてきましたので、松山騎手は手に入れていたと思います。仮にタクトと同じ外の進路を取ってくれていて結果同じ10着なら精神面の影響はなく負けたと思えるのですが、リア自身も直線横向いていたり、強めに当てられたりしていると、馬混みは苦手で、気持ちの立て直しができない勝負根性の弱さや集中力のなさも課題に思えてきます。

次走はオークスを予定

東京コースはいいと思いますが、気性に課題を抱える中で距離に不安が残ります。それならNHKマイルCの方が勝ったアルテミスSと同条件なので良さそうに思いますし(アンカツさんもそう呟いてくれましたし)、もしくはここ2戦の負け方が良くないので、G3を勝っていますがOPから立て直すのもいいと思います。その場合は中2週のスイートピーSかNHKマイルCと同週の橘ステークス、ダービー週の白百合ステークスという選択肢もありかなと思います。

大敗が続きましたので、単に強いリアアメリアを見たいという我儘かもしれませんが、思う存分の力を発揮したリアアメリアを見たいというのが本音でしょうか。

たしかにオークスに出走できる権利があるのに出走しないということは、以後の一口馬主生活において再び実現する機会が訪れるのか分かりませんので、非常にもったいないという思いもあります。クラシックを狙う3歳世代は初条件に挑戦するのは避けられませんし、その挑戦できる馬も一握りだということも分かるのです・・・オークス出走にまるっきり反対しているということでもありません。

直線が長い東京コースは、リアアメリアに一番合っていると思います。馬混みの問題も杞憂で良馬場で迎えることができれば全力疾走するリアアメリアが見られるのなら、オークス挑戦は楽しみです。大敗したとしても、敗因は距離適性だけだったと言えるように当日を迎えてほしいです。色々御託を述べていますが、一番身近でリアアメリアに接している陣営の皆さんの選択を尊重します。

近況報告

2020.04.13 レース結果
4/12(日)阪神11R 桜花賞(GⅠ)〔芝1,600m・18頭〕10着[4人気]

ややモッサリとしたスタートから行きたがるのを宥めながら中団を追走します。3コーナー手前から徐々に前を窺いに行き、最後の直線で内から懸命に脚を伸ばそうとしますが、重馬場が堪えた為に10着でレースを終えています。

中内田充正調教師「前走の反省を踏まえて、桜花賞に向けてしっかり仕上げました。馬の雰囲気としては前走よりもピリッとして馬体も良くなっていましたから、あとはレースでしっかり力を出し切ってくれればと期待していました。パドックから気合い乗りが良かったことから、返し馬は行わず、2人曳きでゲート裏まで歩かせましたが、待機所ではテンションが高くなることもなく、いい雰囲気のままゲートインすることが出来ました。レース後、ジョッキーに話を聞いたところ、『前回よりも自分から進んで行く姿勢が見られましたし、最後の直線に差し掛かったところでも走ろうとする気持ちがありました。ただ、重馬場に脚を取られてもうひと伸びするほどの体力が残っていませんでした。こんな悪い条件でも最後まで走ろうとしていたところは評価できますし、決して悲観する内容ではなかったと思います』と言っていました。今回に限って言えば、気持ちの面よりも重馬場がすべてだと思います。ジョッキーが言っていたように決して悲観する内容ではないと思いますし、前向きに捉えたいと考えています。この後はオークスに向かうつもりですが、1,2週間でもリフレッシュさせる方が馬にとっては良いと思いますので、数日状態を見させていただいて、それでも問題なければ放牧に出す方向で考えています」

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