カイザーノヴァRoad to ASAHI前哨戦で矢作先生の期待に応えて気性面の成長を示せるか

カイザーノヴァRoad to ASAHI前哨戦で矢作先生の期待に応えて気性面の成長を示せるか

気性面が課題

前走、OP勝ちを決めたカイザーノヴァがいよいよG1朝日杯に向け重賞リベンジに挑みます。初の重賞挑戦となりました函館2歳Sでは、幼さ全開で追走もままならず、直線ラスト200mだけの競馬で5着と、適性からは短いとされる1200mでも力のあるところは見せました。

前走クローバー賞では、距離が1500mに伸びたこともありテンで遅れることはありませんでしたが、道中は荒削りさ全開でコーナーから大外捲くりでそのまま直線も伸び、クビ差交わしての勝利でした。一頭だけ別次元の競馬でした。

8頭立て6枠6番

阪神11R デイリー杯2歳ステークス 芝1600m

(netkeiba.com)
(JRA)

まだテンションの高いところがありますが、外に出せば掛かり気味になり、馬に囲まれると嫌がる傾向があるノヴァにとっては、少頭数、外目の枠、広い阪神は全て好材料となります。

桜花賞の舞台である阪神1600mは、コーナーまで距離がありコーナーも揺るかで枠の有利不利はないと言われるコースです。それでもノヴァにとっては、他馬の動きを見て前に馬を置くこともでき、勝負どころで外に出しやすい外枠は、例え少頭数であっても競馬がしやすいと思います。

メンバーはオッズのとおり2頭がライバルになると思いますので、追い出しを確認してから外から差し切って、実力の違いを見せ付けて欲しいと思います。

G1へ向けて、勝利するだけではなく気性面の成長を示し、良いレースをすることが重要です。

調教はG1を見据え

気性面の昂ぶりが懸念されているにも関わらず、最終追い切りを併せ馬で一杯に追っている辺りは、この仔への期待でしょうか。他の厩舎だとテンションの上がりやすい馬の場合は、ずっと馬なりのところもありますし、最終追い切りはほとんど馬なりです。

賞金的にはここで積み増ししなくても朝日杯には出走できると思いますので、もしここで崩れても大丈夫だとした上で、G1を見据えた調教を課しているのではないでしょうか

若しくは、併せ馬で一杯に追っても大丈夫な程度に気性が成長しているとも思いますが、まだまだやんちゃそうですので、おそらく前者かと思います。

それだけノヴァへの期待が大きいと思いますので、良い競馬をしてほしいと思います。良い競馬をする=勝利と考えていますので、ここは勝利を期待します。

近況報告

20.11.12 11月14日(土)阪神11R デイリー杯2歳S(GⅡ・芝1600m)に坂井瑠星騎手にて出走予定。
「きのうCWコース、併せ馬で追い切っており、ここまで状態は良く、終いに素晴らしい伸びを見せてくれました。広いコースのマイルは合っていると思いますし、これくらい動けていれば、重賞のここでも面白そうですよね。ただ、テンションが高いところがありますので、もう少し落ち着いてくれればと思います」(矢作調教師)

20.11.05 栗東トレセン在厩。
昨日、坂路にて追い切られています
「昨日は終いが13秒台になり、併せ馬で遅れを取る格好に。まだ良化や成長途上ということもあって、『坂路だと動き切れなかった』(坂井瑠騎手)ようですね。来週は周回コースで追い切る予定にしており、そこならもう少し動いてくれるかと思います。レースは11月14日(土)阪神11R デイリー杯2歳S(GⅡ・芝1600m)。トレセンにきてからは、この馬なりに落ち着いた状態を維持できていますよ」(矢作調教師)

20.10.29 本日、栗東トレセンに入厩
11月14日(土)阪神11R デイリー杯2歳S(GⅡ・芝1600m)に向けて、明日より調教を始めていく予定になっています。

20.10.28 昨日、シュウジデイファームを出発
あす栗東トレセンに入厩する予定となっています。
「先週末の坂路の2本目に41秒台をマーク。その後は輸送に備えて無理のない内容に終始し、無事に送り出すことができました」(石川代表)

20.10.21 シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路にて普通キャンター2本を消化。週2回の速めをコンスタントに乗り込まれています
「今週は3頭併せで後ろから前を追いかける形。ラストは真ん中に入り、39秒を少し切るくらいで先着しました。厩舎陣営によれば、『11月14日(土)阪神11R デイリー杯2歳S(GⅡ・芝1600m)に向けて、今週末か来週には栗東トレセンへ』とのこと。問題なく送り出せると思います」(石川代表)

20.10.14 シュウジデイファーム在厩。
先週同様、おもにBTCの坂路にて普通キャンター2本を消化。週2回の15-15を乗り込まれています
「今朝も先週と同じように1本目に15-15を少し切り、2本目に併せ馬で外めを回して40秒で登坂。牧場で攻め馬を派手に見せるタイプではありませんので、これくらいやれていれば問題ないでしょう。やんちゃはやんちゃでも、ここまで大きなケガにつながらないのは救い。脚元や飼葉喰いなどにも問題はなく、引き続き順調に調整できています」(石川代表)

20.10.07 シュウジデイファーム在厩。
引き続き、おもにBTCの坂路にて普通キャンター2本を消化。週2回の15-15を乗り込まれています
「今週は1本目に15-15を少し切るくらい、2本目に併せ馬で外めを回して40秒台で登坂。少しずつ負荷をかけながら、順調に進めることができていますよ。長距離の輸送に関しては未知の部分もありますが、ひとまず馬運車の乗り降りについては、いつも問題なくスムーズに対応してくれています」(石川代表)

20.09.30 シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路にて普通キャンター2本を消化。週2回の15-15を乗り込まれています
「昨日は単走で1本目に15-15、2本目に41秒台で登坂。経験を重ねていく中で力がついて、以前よりも攻め馬で動けるようになっているものの、気性面は相変わらずといった感じで、日々元気にやんちゃしています。無駄な力を抜いてくれるに越したことはありませんが、騎乗して悪さをするわけではないですからね。それで発散できているのであればアリでしょう。来週からは併せ馬で進めていく予定になっています」(石川代表)

20.09.23 シュウジデイファーム在厩。
おもにBTCの坂路にて普通キャンター2本を消化。先週末より、15-15を開始しています。
「フォームの改善など、うまく導いてあげようと接してはいますが、それにはもう少し馬が大人になって欲しいところ。どうも気負って走りがちですので、成長の後押しにも期待したいですね。いつも元気いっぱい。今週からは15-15を週2回にしていきたいと思います」(石川代表)

20.09.16  シュウジデイファーム在厩。
すでにBTC入りを開始しています。
「前走の疲れが癒え、体もフックラとしてきました。よって現在は、おもに坂路にて普通キャンターを2本。早ければ、今週末ぐらいから15-15を取り入れていくことになるかもしれません。『11月14日(土)阪神11R デイリー杯2歳S(GⅡ・芝1600m)あたりを目標に』(厩舎陣営)、引き続きしっかり進めていきたいと思います」(石川代表)

20.09.09 シュウジデイファーム在厩。
おもに場内にてハッキング3000mの調整となっています。
腰に若干の疲れが見られた程度で大きな反動はありませんが、いくらか体が細く映りましたので、BTC入りは慎重に。ここにきて大分フックラと見せるようになっていますよ。調教師によれば、『あの走法で勝てるのは素質の証し』とのこと『フォームの改善に取り組んでいきたい』ところです」(石川代表)

20.09.02 シュウジデイファーム在厩。
現在は、軽めのメニューで調整されています。
やがては長めの距離にも使えるタイプになってくれるかもしれませんが、現時点ではマイル路線を意識。10月10日(土)東京11R サウジアラビアロイヤルC(GⅢ・芝1600m)または、11月14日(土)阪神11R デイリー杯2歳S(GⅡ・芝1600m)あたりから、朝日杯フューチュリティSに向かうことができればと考えています」(矢作調教師)

20.08.26 昨日、シュウジデイファームへリフレッシュ放牧に出ています。
「まだレースから日が浅いため、馬も気が立っていますからね。もうしばらくは様子見が必要ですが、そう大きな反動まではなさそうですよ。現時点では右前に擦り傷、背腰に多少の疲れがあるかなといった程度。まずはしっかりとケアしてあげたいと思います」(石川代表)

広尾サラブレッド倶楽部
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