広尾TC出資馬　スイートマカロン’19

広尾サラブレッドクラブで出資しました1歳馬、スイートマカロン’19（牡馬　父ダンカーク）の紹介です。

現役3勝馬の全弟

この仔は、現役で3勝クラスで活躍しているグランソヴァールの全弟で、半姉には3戦1勝2着2回と活躍するキャッツアイもおり、母の仔出しの良さはとても魅力的です。

ミスプロのクロス

父ダンカーク×母スイートマカロンの配合は、Mr. Prospectorの3×3の濃いクロスを持つ母にRaise a Native5×4の薄いクロスを持つアウトブリード型の父との配合で、体質弱化の心配は和らぎ、かつ、血も薄まらない適度な配合と考えます。

母産駒の好走している仔の共通点は、父母系に渡るMr. Prospectorのクロスを持っていることです。

下の仔は残念ながら死産かと思いますが、マジェスティックウォリアーとの仔で父母に渡るMr. Prospectorのクロスを持つ配合ですので、牧場としても現時点の最適配合パターンと考えていると思います。

• デストリーライズ　中央戦績1-2-4-24　Mr. Prospector4×4・4
• ゼロカラノキセキ　中央戦績1-4-1-09
• パワーバンド　　　中央戦績0-0-1-05
• グランソヴァール　中央戦績3-0-2-07　Mr. Prospector5×4・4
• キャッツアイ　　　中央戦績1-2-0-00　Mr. Prospector4×4・4

産駒の馬体重は470kg～500kgで、大きく出るのも母の優秀な点でしょうか。

馬体も抜群

全兄は芝ダートの短距離～マイルで活躍していますが、全兄の募集時と比べますと、この仔の方が筋肉のボリュームがあります。特にトモのボリュームは目立ちます。

繋ぎは立ち気味で、より短距離ダートに適性がありそうで、曲飛気味で瞬発力勝負にも対応できそうです。

落ち着いた歩様で筋肉の張りもある

歩様は落ち着いており、首もうまく使えて、推進力を感じさせます。トモの筋肉の張りは目立ち、しなやかな印象を受けます。

繋ぎのクッションは効いており、臀部の厚みも十分です。欠点が見当たりません。

近況報告でもこの仔が褒めちぎられていますが、この時期のセールストークとして割り引いても、写真と動画からは同じ印象を受けます。

兄よりは筋肉が締まって見えますので、早目から活躍して、持続力で古馬になっても活躍し続けられると思います。

これだけ持ち上げると後が怖いですが、まずは怪我なくデビューを迎えられることを願います。

近況報告

20.08.03
　初期馴致を開始するべく、１日（土）に北海道・浦河のシュウジデイファームへ移動しています。

20.07.17
　北海道・新ひだか町の木村秀則牧場在厩。おもに昼夜放牧により管理されています。体高１５１ｃｍ、胸囲１７２ｃｍ、管囲２０ｃｍ（7月中旬測定）
「肉付きの良さで体を大きく立派に見せますし、お尻のボリューム感はこの牝系の特徴。いかにもパワフルな印象ですよね。全兄グランソヴァールの幼少期もそうでしたが、奮い立った時の引き手から伝わってくるパワーは相当なもの。それに馬体のまとまりといった点で言えば、兄以上かもしれません。全兄弟で同じ芦毛ですから、追いつけ追い越せで本馬にも頑張って欲しいところです」（木村担当）

広尾サラブレッドクラブ