ユールファーナ スタートで遅れるもレーン騎手の手綱で4着と好走
- 2020.05.23
- キャロ ユールファーナ
- キャロットC, 牝馬, 未勝利
力のあるところは見せた
ユールファーナが東京4Rにダミアン・レーン騎手で出走しました。レースは、スタートがすべてという結果でした。レーン騎手の手綱で立ち回りはうまく行き、最後の直線がスムーズなら3着もあったと思いますし、背腰の弱さでバランスのいい走りが出来ていなかったようですので、それがなければ、もう一つ上の着順もあったと思います。
それにしてもさすがレーン騎手で、スタート出遅れから外からポジションを上げていきましたが、できるだけ余力を残すためにコーナーでは内ラチ沿いを回っています。
そして、直線に向くところで、横走りにならないように外へ持ち出しています。この可能な限りロスを無くす乗り方がなければ、掲示板はなかったと思います。
それにしても出遅れが痛いレースでした。このあと、新潟に出走したレディグレイもスタートで出遅れていますし、競馬のスタートは出遅れるのが普通みたいになっています。
今回は残念でしたが、次に向けて調整してほしいと思います。改めて優先出走権利を獲得しましたが、6月中に出走できたらいいなと思いますが、ユールファーナなんとか頑張ってほしいです。
出遅れという大きな不利があってのレースでしたが、力のあるところは見せてくれました。小柄ながら頑張っているユールファーナにはぜひ勝ち上がって、中央で走り続けてほしいと思います。
レース回顧
(画像:JRA)
近況報告
20/5/23 和田勇厩舎
CARROT CLUB
23日の東京競馬ではやや伸びあがるようなスタートで後方からになる。直線へ向いて内から外へ誘導しながら伸びてきたものの、最後は脚色が一緒になり4着。「体を減らすことはなかったですし、中間のケアの甲斐もあって悪くない状態で送り出せたように思っていました。しかし、スタートが痛手でしたね…。ゲートの両隣がちょっと煩くて、それに影響して半立ちのような格好で出てしまうことになりました。後手に回ってしまったのですが、直線へ向く時の格好は悪くなかったので何とかと思ったのですが、伸び切れませんでしたね…。ジョッキーに聞くと“直線で不正駆け足になり、前は手前を替えているけれど後ろが思うように替わらず、その分もあり直線では切れ負けしてしまいました”ということでした。背腰、トモの弱さと言うのがこういったところで出てしまいやすいのでしょう。力はあるだけに歯がゆい思いでいっぱいですが、何とかモノにできようにしていきたいです。今後の状態如何でどうするかよく検討していきます」(和田勇師)前走は終始外に張り、途中からポジションを上げるような競馬で最後に苦しくなりましたが、力を示していたので巻き返しの可能性は十分にあると見ていました。背腰がウィークポイントの馬でもあり、中間は短期放牧を挟んでコンディションの維持に努めて臨みました。いい状態で臨めたように思えたのですが、スタートで後手を踏んでしまったことで後方からの競馬を余儀なくされました。直線へ向いて進路を外に切り替えてからの伸びを見て力を感じたのですが、実際のところは上手に体が使い切れていなかったこと、そして、流れに上手く乗れていたか否かの差が大きく出たような結果となってしまいました。勝ち上がって不思議ないポテンシャルの持ち主のように思えるだけに悩ましいのですが、前を向いて何とか最良の結果を目指していきたいです。今後についてはレース後の状態を踏まえてどうしていくか判断していきます。
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