ユールファーナ夏以来の昇級初戦は課題も解消し「良い競馬を期待」

ユールファーナ夏以来の昇級初戦は課題も解消し「良い競馬を期待」

フィルムフェストに続け

未勝利期限ギリギリの8月に、遅ればせながらユールフェスト3娘の全頭勝ち上がりの記録とともに、勝ち上がりを達成したユールファーナですが、順調に行けば10月後半に使うところ、右トモの球節に腫れが出たことで、3週間ほど時間を要しての出走です。

未勝利戦では6戦中掲示板が5回ととても堅実に走ってくれましたので、昇級初戦となる今回も大きく崩れることはないと考えています

姉フィルムフェストはこの仔が勝ちあがった8月に2勝目を上げています。姉妹を引っ張ってくれる姉に続いて欲しいと思います

調整は順調に

帰厩後の調整も順調に進み、坂路とコース追いをこの仔の様子を見ながら調整されています。10/22に帰厩してすぐに調教を始め、日曜日に坂路、水曜日にコースと使い分けられての調整、そして最終は力みが目立たない、右モタれがない、やり過ぎないことから、水曜日も坂路で追われています。

勝ち上がりが遅くなった要因と考えられる右モタれも解消したとなりますと、昇級初戦となる今回も良い競馬をしてくれると思います

調教過程

枠は真ん中の好枠

東京8R 3歳以上1勝クラス 芝1600m

(netkeiba.com)
(JRA)

東京芝1600mはコーナーまでの距離が長いため、枠の有利不利は少ないコースですが、他馬の動きを見ながら進め、スタートで後手を踏んだとしても内に包まれるおそれのない真ん中は競馬がしやすい枠です。

今回は初の1600m戦となりますが、和田先生は「マイルくらいまでは持って欲しい」と適距離ではないようなコメントをされていますが、父ジャスタウェイ産駒の平均距離は約1700mですので、逆に距離が伸びて良さそうです

メンバーは、重賞やOPに出走経験のある馬もいますので揃った印象ですが、ここでどれくらいできるのか今後の試金石ともいえます。

休み明けからもしっかりと動ける仔ですから、勝利をというのは願を掛け過ぎでえうから、掲示板を目指して頑張って欲しいと思います

近況報告

20/11/12 和田勇厩舎
14日の東京競馬(3歳上1勝クラス・芝1600m)に大野騎手で出走いたします。

20/11/11 和田勇厩舎
11日は美浦坂路で追い切りました(53秒7-39秒2-25秒9-13秒0)。「力みが目立つときもありましたが、最近は悪くないかなと思える状況になりつつあること、先週ジョッキーを背にしたコース追いで比較的まっすぐに走れていたことを確認できたこと、当該週はあまりやりすぎないようにしたいと言ったことなど、諸々の考えのもと今朝は坂路での追い切りを選択しました。全体で大体53秒くらいの時計を出せていますし、動きの面で気になるところはありませんでしたよ。夏以来の競馬になりますけれど、順調に態勢を整えることができたかなと思えましたので、良い競馬を期待したいですね」(和田勇師)14日の東京競馬(3歳上1勝クラス・芝1600m)に大野騎手で出走を予定しています。

20/11/4 和田勇厩舎
4日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒9-54秒3-40秒2-13秒4)。「今回頼んだ大野に調教にも乗ってもらえるように話をし、今週の追い切りに跨ってもらいました。走りのバランスに少し偏りがある馬なのでそのことも含めて肌で感じてもらいたいと思い、コース追いを選択し、3頭併せの一番後ろから進めて直線では最内から伸ばしてもらいました。少し右へ行く馬ですけれど、大野曰く、“右へ行かず、真っすぐ走れていました”ということでしたので、好感触を得てくれたのではないかと思います。時計は少し地味に見えるかもしれませんけれど、相変わらず馬場がタフなので、それほど気にはなりません。引き続きじっくりと動かしながら来週のレースに備えていきます」(和田勇師)14日の東京競馬(3歳上1勝クラス・芝1600m)に大野騎手で出走を予定しています。

20/10/28 和田勇厩舎
28日は美浦南Wコースで追い切りました(70秒0-55秒1-40秒7-13秒2)。「先週帰厩して翌日から動かし出し、週末には坂路で軽く時計を出したのですが、ちょっと力みが目立つ走りをしていましたね…。一息で走ってしまっていたので、これはあまり良くないなと思い、馬場状態があまり良くはないもののウッドチップコースでの追い切りを行っています。コースだとそのあたりは悪くないのかなと思えましたし、タフな環境下で70-40を無理なく出せているのでまずまずと捉えていいかと思っています。札幌戦の走りから距離が長すぎるのはどうかと思いますが、マイルくらいまでは持ってほしいという思いがありますし、今のところ東京2週目のマイル戦を軸に考えていくつもりです。武史は残念ながら調整がつかなそうなので、今回は大野にお願いすることにしました」(和田勇師)11月14日の東京競馬(3歳上1勝クラス・芝1600m)に大野騎手で出走を予定しています。

20/10/22 和田勇厩舎
22日に美浦トレセンへ帰厩しました。「9月の中旬くらいにNF空港での状態を確認したところ、10月後半戦くらいを目指していけそうということで、3~4週間前くらいに戻すイメージで段取りを組んでいたところ、入れる直前になって右トモに腫れが見られたということでいったん白紙になった経緯がありました。回復を待っていたところ送り出せる態勢を整えられたということでしたので、改めて受け入れ態勢を整え、本日迎え入れています。長距離の輸送、そして環境の変化にちょっと堪える可能性もある馬なのでまずは軽めから入って、進められそうと思えれば徐々に始めていくつもりでいます」(和田勇師)

20/10/20 NF天栄
20日にNF天栄へ向けて移動しました。タイミングを見て美浦トレセンへ帰厩する予定です。「坂路コースでのメニューを再開した後は変わりなく進めることができていました。厩舎サイドと相談した結果、早めに本州へ移動させ、帰厩後の状態を手元で見た上で具体的な目標を設定していこうという話になりました」(空港担当者)

20/10/15 NF空港
この中間は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1本登坂しています。「引き続き、変わりなく進めることができていましたので、坂路でのメニューを再開しています。変化を見つつ本数を重ねていきたいところです。馬体重は440キロです」(空港担当者)

20/10/8 NF空港
この中間は周回ダートコースで軽めのキャンター調整を行っています。「経過を見た上で騎乗運動を再開しています。日々のチェックを行いつつ、変わりないようであれば坂路でのメニューへ移行していく考えです」(空港担当者)

20/10/1 NF空港
この中間はウォーキングマシンでの調整を行っています。「引き続き、右トモのケアを施しながら回復を最優先に考えてメニューを進めるようにしています。状況に合わせて日々のメニューを組んでいきたいと思います。馬体重は432キロです」(空港担当者)

20/9/24 NF空港
この中間はウォーキングマシンでの調整を行っています。「当初は週中の本州移動を予定していましたが、この中間右後肢の球節に腫れが確認されました。痛みはなく歩様にも見せていませんので、大事には至らないと見ていますが、一先ず移動の予定は白紙にしています。今後については経過を見定めた上で慎重に判断していければと考えています」(空港担当者)

20/9/17 NF空港
この中間は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1本登坂しています。「状態を見た上で坂路でのメニューを開始しています。焦らず本数をこなしていき、状態を上向かせていきたいところです。馬体重は439キロです」(空港担当者)

20/9/10 NF空港
この中間はトレッドミルかウォーキングマシンでの調整を行っています。「状態を見た上でトレッドミルでのキャンター調整を開始しています。無理のない形で動かしていき、良化に努めていきたいと思います」(空港担当者)

20/9/3 NF空港
この中間はウォーキングマシンでの調整を行っています。「この中間はマシン運動を中心とした内容でリフレッシュ重視で進めています。しばらくは様子を見つつ、疲れを芯から癒していきたいところです。馬体重は431キロです」(空港担当者)

20/8/27 NF空港
この中間は軽めの調整を行っています。「レース後の状態を見た上で空港牧場へ戻ってきています。期間ギリギリではありましたが、無事に勝利することができて本当に良かったです。まだ課題のある馬ですが、更に良くなりそうな雰囲気があるので、焦らず取り組んでいくことで変わっていってほしいと思います。一先ずレースの疲れを癒すためにリフレッシュ重視で進めていきます」(空港担当者)

20/8/24 NF空港
21日にNF空港へ放牧に出ました。

20/8/19 札幌競馬場
19日は軽めの調整を行いました。「蹄の不安を抱えながら臨んだ先週の競馬でした。少しでもぶり返したら使えなかったでしょうし、悪化するようだと未勝利期限内の出走も困難になり得たでしょうから安全策で鉄橋蹄鉄を履かせたままの調整をしていたので、勝ち切ってくれて本当にホッとしました。レース後の様子ですが、幸い大きな問題はないようで、体調面も大きな変化はないようです。不安をなくしてから今後に備えたほうがいいと思いますので、週末あたりに一度NF空港へ放牧に出します。現地スタッフによると左のハミをきつく噛んで右にモタれるところがあってなかなか直せなかったということで、おそらくこれまでそのあたりが大きく影響していたのでしょうし、今回は馬場を心配していましたが却って最内枠だったことが良かったのかもしれませんね。体が少しずつでもしっかりしてきてそのあたりが解消されてくれれば上のクラスでも頑張れるようになるはずなので、成長してさらにいい走りを見せてくれることに期待したいです」(和田勇師)

CARROT CLUB
WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com