フィルメーザ巻き返しを誓いハード&ハードで未勝利戦に挑む
大差負けからの巻き返し
8月のデビュー戦は、勝ち馬から着差5.5秒、34馬身離されてのしんがり負けでした。
敗因は、
- 仕上げが不十分であった
- スタートで出遅れポツンとなり馬自身のスイッチが入らなかった
ということで、本気の走りを見せての負けではありませんでした。
今回は10月早々に帰厩して、一ヶ月みっちりと調教をこなしています。
デビュー戦と比べますと、
- 本数 2走目7本 > デビュー戦5本
- 強度 2走目一杯4本、強め1本、馬なり2本 > デビュー戦一杯1本、強め1本、馬なり3本
- 併せ 2走目4本 > デビュー戦3本
いずれも今回の方がハードな調教を積んでいます。デビュー戦は札幌への移動を挟んでいたことも影響したと思います。
そして、鞍上には力強く追う印象の内田博幸騎手を迎えました。鞍下に火をつけてもらいたいとの思いで依頼されたということですので、うまくフィルメーザのスイッチが入ってくれればと思います。
東京ダート1600mはスタート地点が芝ですが、フィルメーザは前走出遅れで道中も追走できていませんでしたから、キックバックの心配もありますし、無理に出ず後方から外捲くりの競馬でいいと思います。
(もちろんスタートを上手く出られれば、先行してほしいと思います)
今回は勝利が一番ですが、まずは競馬に参加してほしいです。第3、4コーナーから捲くって、直線伸びて、そこそこの上がりを記録してほしいと思います。
ハードな調教とハードな鞍上で変わり身を期待したいと思います。母系がナスキロ持ちなので、デビュー戦の札幌より東京は合うと思います。
(育成時は優等生だったフィルメーザですから、密かに期待します)
近況報告
20.10.29
10月31日(土)東京1R 2歳未勝利・牝(ダ1600m)に内田博幸騎手にて出走予定。
「先週まで攻めてきましたので、今週は坂路で息を整える程度。一瞬のキレといった点ではそこまでではないのかもしれませんが、長く脚を使っていましたし、大分ピリッとしてきていますよ。武士沢騎手によれば、『まだこれから良くなりそう』とのこと。それでも今回は北海道の時よりも攻めることができましたし、ゲートも一度出して確認できていますからね。目方ほど太め感はなく上積みもありそうですから、ダート替わりでの前進に期待したいと思います」(小手川調教師)20.10.22
美浦トレセン在厩。昨日、ポリトラックにて併せ馬で追い切られました。
「緩さを残している分、ウッドや坂路だとピリッとした動きができませんが、ポリトラックであればグリップが利きますからね。仕掛けた時に伸び上がるような感じになったものの、そこからまたハミを取ってくれました。馬自身にこのイメージを掴んでもらいたいという狙いがあってのポリトラック入りでしたし、次につながる走りができたのではないでしょうか。一週前としてはいい負荷がかけられましたので、来週10月31日(土)東京1R 2歳未勝利・牝(ダ1600m)に向かいたいと思います。鞍上は、うまく火をつけてくれそうな内田博幸騎手にお願いしました」(小手川調教師)20.10.15
美浦トレセン在厩。今週もウッドにて追い切られています。
「先週よりは動けましたが、まだ体に緩いところがあり、今の重たいウッドだと上手に走れないようなところもありますからね。それに終いの感触に『前がフワッと浮つくような感じ』もあるようですので、ゲート確認を織り交ぜるなどして、さらにピリッとさせていければと思います。終いの瞬発力も考えて、ポリトラックなど馬場を色々変えてみることも検討中。いずれにせよ、来週はある程度速めをやってみる予定です。10月31日(土)東京1R 2歳未勝利・牝(ダ1600m)や11月1日(日)東京1R 2歳未勝利(ダ1600m)あたりを目標に進めていきましょう」(小手川調教師)20.10.08
広尾サラブレッド倶楽部
美浦トレセン在厩。昨日、ウッドにて追い切られました。
「後ろから突いてもらって時計を出していく形をイメージしていましたが、入れ替えたばかりのウッドチップに脚を取られてしまったこともあり、いかにも1本目という感触になりました。ただ、背腰などには成長が感じられることですし、これから乗り込んでいけば変わってくれそうな気配も。第4回東京開催の最終週あたり(10/31、11/1)を目標に調整していければと思います。以前はメンコをつけていましたが、落ち着きがありますので、今は外して少しでもピリッとさせるようにしています」(小手川調教師)
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