フィルメーザ出遅れるもハロウィンに変わり身見せた!!この変装は解けないで欲しい
厳しいながら
フィルメーザの2戦目は8着でした。前走の34馬身差のしんがり負けと比べれば、競馬に参加できて8着入着ですから大幅前進と言えます。
しかし、今回の結果は、競馬に参加できただけでは終わらない更なる前進を伺わせる内容でした。
東京1R 2歳未勝利戦 1,600mダート
スロー展開ながら
一つは展開です。上位1~5着馬は断然1番人気のレッドウッドヒル以外すべて先行していた前残り競馬でした。
4、5着馬も37.8の脚を使えるほどですから、後方から差すのは相当厳しかったと思います。
そのような展開で、出遅れしんがりから8着まで順位を上げられたことは、着順ほど負けていないと思います。
上がり時計の37.5は3番目に早く、頭数では5位の時計です。
キックバックは気にしない
二つ目はキックバックを気にしなかったことです。
第3コーナーから砂煙が残る内ラチ沿いを進んできたときには、競馬に参加できているとホッとしたと同時に、直線伸びるんじゃないか、さらにキックバック大丈夫そうだ、と期待できるところを3つも見つけられました。
展開が合わず8着でしたが、期待どおりに直線バテずに伸びてくれました。今回でダートに目処がつきました。
調教でも長く脚を使えると評価されていましたので、コーナーから加速していけて直線の長い東京や新潟のダートが合うと思います。東京でもう一戦できればさらに前進してくれそうです。
レース回顧
(画像:JRA)
近況報告
20.10.31
広尾サラブレッド倶楽部
ゲートで大きく出遅れ、前半は最後方を追走。3角より徐々に馬群に取り付くと、直線でも伸び脚を見せ、結果8着での入線となっています。
「無理やり(ゲートを)出しても良くないと思い、フワッと次にダメージが残らないようなスタートとしました。道中はそれなりについて行き、砂を被っても大丈夫でしたよ。ただ、まだ緩いぶん、手前をうまく替えられないようなところがありますね。最後の最後でハミを取ってくれてからは、予想以上に駆けてくれました」(内田騎手)
「中間にもゲート確認を行ったのですが、どうも枠内でソワソワ。駐立がもうひとつ良くありません。それでも鞍上の評価は着順以上でしたし、やはり現状はダートの方が良さそうですね。最後も伸びていることですし、折り合いもつきますので、ゆくゆくは距離を延ばしてもいいのではないでしょうか」(小手川調教師)
◆ゲートで大きく後手を踏む格好となりましたが、前走とは異なり、徐々に挽回。心身ともにまだ若さを残す状況下にあって、最後まで諦めずに走れたことはひとつの収穫になりました。なお、このあとは、「馬の状態をよく確認してから。ゲートについては精神面と相談をしながら、適度にまた練習していく」(師)予定になっています。(HTC)
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