シルク2022募集馬人気薄?馬出資判断(その3)
- 2022.07.30
- 2021産シルク募集
- シルクHC
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シルクHCの人気薄?馬の出資判断その3です。
- 件数は、7月16日時点のnetkeiba.comのお気に入り登録数です。
- 転載ミスがあるかもしれませんので、ご容赦ください。
- 必ず公式データで確認をお願いします。
- 出資判断は、診断などと異なり、管理人の主観的なただの感想です。
67位 17 クッカーニャの21 【47件】
父 モーリス
母父 フジキセキ
牝 ノーザンF
3月27日
体高154.5cm 胸囲173.5cm
管囲21.5cm 体重431kg
2500万円(5.0万円)
美浦 菊沢隆徳
【出資判断】
母はサンデー所属で33戦5勝のOP馬。芝マイルが主戦場でした。この仔は第5仔で、上の兄に続いてのモーリスです。その全兄は6月にデビューし4着でした。まだ母の成績を超える仔は出ていませんが、一流の種牡馬が選ばれていますので、いずれ超えてくる子が出てくると思います。
血統は、まだモーリス×フジキセキの配合は少なく、一番の活躍馬は4歳のホウオウリアリティで3勝クラスの現役です。しかし、モーリス×サンデー系の活躍馬は多いので、血統構成は良いと思います。中長距離で活躍した種牡馬の血も入っていますから、距離適性は短中長いずれの適性にも出そうです。
馬体は、胴がやや長め、腰が大き目です。繋ぎの角度は58度で少し起ち気味です。あとは標準です。ぱっと見では首から背中、腰にかけてのラインがすごくなだらかできれいです。また、モーリス産駒らしく肩回り、腰回りの筋肉が目立ちます。
動画では、キビキビと歩いておりリズム感は好印象です。後肢がもう少し伸びてほしいと思いますが、脚捌きが速いのでピッチ走法なら良さそうです。前肢も肩関節から動かしてほしいところです。あとは、耳の向きが一定しないので、興奮か警戒しやすい気性なのかもしれません。
まとめますと、血統面で強調材料はなく、歩様に硬さも見られますが、身体は丈夫そうですので、気性さえ悪い方向に出なければ、勝ち上がりはしてくれそうです。
68位 4 オープンウォーターの21 【45件】
父 ダイワメジャー
母父 Include
牡 ノーザンF
3月13日
体高156.0cm 胸囲178.0cm
管囲20.7cm 体重484kg
3500万円(7.0万円)
美浦 宮田敬介
【出資判断】
中間発表に登場したので、既に人気薄ではなくなりました。
母はアメリカのG2馬でマイルから中距離を主戦場に3勝しています。初仔のブラックタイド産駒は2020年当歳セールで9900万円で落札と高評価されています。この仔は第3仔で日本産2頭目になります。
血統は、ダイワメジャーの黄金配合であるHaloクロス+欧州血統の、Stop the MusicがHaloと似た血統構成(Hail to Reason×Phalaris系)ですのでHaloクロスは補えるとしても欧州血統がなく、半分しか満たしません。
馬体は、やや胴と腰が長めです。繋ぎは59度で少し起ち気味です。他のバランスや大きさは標準です。ダイワメジャー産駒もモーリス産駒と同じで筋肉が目立ちます。トモのボリュームも大きく見映えします。心配な点は起ち気味の繋ぎに掛かる負荷です。3月生まれで既に484kgある馬体の大きさですので、500kgは超えてくるでしょうから脚が耐えてくれるかどうか心配になります。
動画では、集中して歩いており好感が持てます。踏み込みも深く、四肢の捌きは良いと思います。繋ぎのクッションは普通だと思いますが、硬いと骨や関節に負荷がかかり、柔らかいと腱が伸びそうですから、ちょうどいいと思います。
まとめますと、ダイワメジャー産駒は馬体を良く見せますし、この仔も良い馬体だと思いますが、やはり馬体の大きさだけが心配です。繋ぎがもう少し寝ていればいいのですが、重くなると前肢に負担がかかりやすいと思います。愛馬は健康が第一ですから、できれば様子見したいところです。
69位 45 パーシーズベストの21 【44件】
父 ロードカナロア
母父 ディープインパクト
牝 ノーザンF
1月31日
体高154.5cm 胸囲174.0cm
管囲20.6cm 体重429kg
4500万円(9.0万円)
栗東 安田隆行
【出資判断】
母はシルク所属で紫苑S4着含む20戦2勝、芝の中距離が主戦場でした。秋華賞ではルメール騎手が跨り、勝ち馬と同じ最速上がり33.4秒をマークしましたが、展開が向かず7着まででした。初仔はモーリス産駒で、この仔は第2仔、下はルーラーシップ産駒とまだ毎年種牡馬は変わっています。
血統は、ロードカナロアの黄金配合、ヌレサドのクロスはありません。牝系にSeeking the GoldのとSex AppealでBuckpasser7x7のクロスがありますが、弱いかなと思います。ただ、黄金配合でなくても、ローカナ×ディープでは、ジンギ、ファンタジスト、ドナウデルタ、ジュビリーヘッドと1億超えの馬がおり、配合が悪いわけではありません。
馬体は、やや胴が長めで、首が少しだけ短めです。繋ぎの角度は56度でほぼ標準です。あとは、バランスも大きさも標準です。ロードカナロア産駒らしく筋肉も目立ちますし、トモのボリュームもあり見映えがします。
動画では、雄大な歩様で可動域も広く、集中して歩けています。ただ、後肢に非力さや関節の緩さを感じます。気性が良さそうなだけに、これからの成長でしっかりとした筋肉が付いてくれば、走ってくると思います。
まとめますと、緩さが今後解消されるかどうかが判断のポイントになります。ロードカナロア産駒ですから決して安価ではありませんし、どの程度リスクを背負えるかというところでしょうか。
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