シルク2022募集馬人気薄?馬出資判断(その4)

シルク2022募集馬人気薄?馬出資判断(その4)

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シルクHCの人気薄?馬の出資判断その4です。

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  • 出資判断は、診断などと異なり、管理人の主観的なただの感想です。

70位 11 サンデースマイルIIの21 【43件】

(出典:シルク・ホースクラブ)

父 ドレフォン
母父 サンデーサイレンス
 ノーザンF
4月14日
体高154.0cm 胸囲172.5cm
管囲18.7cm 体重420kg
3500万円(7.0万円)
美浦 尾関知人

【出資判断】
母は英国産で4戦1勝3着1回、勝利はクラス2の1400m。1200~1400mが主戦場でした。産駒はこの仔含めて11頭。初仔のフルーキー(父Redoute’s Choice)がG3チャレンジC勝ち、第6仔のルガールカルムがOPアネモネS勝ち、第7仔のマンオブスピリット(父ルーラーシップ)がG2京都新聞杯2着の3頭が主な活躍馬です。

血統は、ドレフォン×サンデーの例が少なく、1勝クラスのウナギノボリやキャロットのリゴレットが活躍馬となります。ドレフォン×キンカメ(レイズアネイティブ系)×サンデー×ノーザンのジオグリフがいますから、ドレフォン×サンデー×ノーザン×レイズアネイティブが悪いとは言えないと思います。

馬体は、胴がやや長め、腰がやや大き目で、繋ぎは54度と標準です。体高はもう少しだけ伸びる余地はあります。筋肉も目立ち、栗毛の効果もあってきれいな馬体です。あとは管囲の細さが気になります。調教負荷がかけづらく、育成に影響が出そうです。

動画では、リズムよく歩いていますし、四肢も動かせていてまだ余裕がありそうといいますか、歩様に軽快さが見られるのは良いと思います。集中して歩けていて、歩様はきれいだと思います。後ろから見たお尻の上のラインが丸いのでトモの肉付に物足りなさはあります。短距離適性に出るなら、もっと立派になってほしいところです。

まとめますと、馬体のきれいさに惹かれますが、これまでの母産駒が早熟傾向にあることと高齢の域に達してきたことで、牝系からの強調材料がない点や筋肉の物足りなさ管囲の細さが気になるところです。結局、価格との相談になると思いますが、積極的には考えられません。

71位 2 クードラパンの21 【42件】

(出典:シルク・ホースクラブ)

父 ロードカナロア
母父 ダイワメジャー
 白老F
2月8日
体高153.5cm 胸囲172.0cm
管囲18.8cm 体重427kg
4500万円(9.0万円)
美浦 武井亮

【出資判断】
母はシルク所属で24戦4勝、G3フェアリーS4着、1600万下条件まで上がり5歳12月で引退しました。勝利は芝1600mと芝1200mで3歳以降は芝1400m以下が主戦場でした。上の初仔の半兄(父ルーラーシップ)が先週のデビュー戦で勝利しています。父をロードカナロアにした第2仔のこの仔への期待は大きいと思います。下はモーリス牝馬です。

血統は、ロードカナロアの黄金配合ヌレサドクロスは持ちませんが、ダノンスマッシュ、レッドガラン、ファンタジストと同じくRoberto持ちの活躍馬が多いことは心強いです。ローカナ×ダイワメジャーもOP馬ロードアクア、3勝クラスのシトラスノート、イルクオーレと活躍馬は出ています

馬体は、体高に比べて体長が短めです。横のバランスは胴と腰が長めです。繋ぎは60度と起ち気味で、肩も立ち気味なので、体長が短めなのかなと思います。あとは顔が少し長め(大きめ?)です。他のバランスや大きさは標準です。筋肉の肉付も良さそうですが、ロードカナロア産駒ならもう少し欲しいところです。そして唯一の弱点が管囲の細さです。体重がそこまでないにしても、せめて19cmは欲しいところです。たかが2mmですが、本当は19.5cmは欲しいところですので、7mmの差は大きいです。

動画ではきれいな歩様で脚運びもきれいです。もう少し伸びが欲しいところですが、Roberto持ちのローカナ産駒はピッチ走法になりやすいのなら、脚捌きの早さがある方が良いのかもしれません。耳も前に向けて前進気勢が見られますし、後ろから見たお尻の肉付もまずまずです。ただ、ローカナ産駒なら、というハードルの高さからは、もう少し欲しいところです。

まとめますと、父がロードカナロアに変わり血統構成も良く、初仔がデビュー勝ちしたことから、この仔への期待も大きくなります。しかし、やはり管囲の細さが不安材料で、リスクを背負うにはこの価格だと他の選択肢も多くなりますので、積極的には考えられません。

72位 71 ターシャズスターの21 【41件】

(出典:シルク・ホースクラブ)

父 キンシャサノキセキ
母父 Spanish Steps
 ノーザンF
4月7日
体高153.5cm 胸囲168.0cm
管囲20.4cm 体重416kg
2500万円(5.0万円)
栗東 寺島良

【出資判断】
母はアメリカ産で5戦1勝2着1回。1着、2着ともダート5.5ハロンです。この仔は第9仔で母16歳時に産まれた仔。アズールムーン(父Malibu Moon)以外はダートを主戦場としている仔ばかりです。2019年産のコンシリエーレがデビュー戦、OPカトレアSを連勝後、G3サウジダービー3着、G2兵庫CS3着と健闘しており、母高齢は気にしなくていいと思います。この仔は空胎明けなのでなおさらです。

血統は、空胎時もキンシャサノキセキが付けられていたように、狙いを持ってキンシャサノキセキが選ばれています。ただ、キンシャサ×母父父Unbridledから活躍馬は出ておらず、フジキセキ×Unbridledならトーホウアマポーラやエテルナミノルの重賞馬が出ています(出典:血統のトリセツ、著者:坂上明大氏、生駒永観氏)。若しくは、上のドレフォン産駒コンシリエーレがIn Reality産駒のRelaunch5x3クロスですから、In Realityのクロスを狙っての配合かもしれません。と考えて、下の仔の父がゴールドドリームと全くIn Realityに関係なく推測の自信を失います。ただ、コンシリエーレのデビューが種付け時期の後ですから、同馬の活躍から来年ドレフォンを付ける確率は高いと思います。思わず血統の文章が長くなってしましましたが、牧場の配合の意図を探るのはおもしろいです。

馬体は、体高と体長は同長で均整の取れた馬体です。肩に比して胴、腰が長めです。繋ぎの角度は55度で標準です。他のバランスや大きさは標準です。牝馬で4月生まれですから、筋肉の付きはまだこれからかもしれませんが、硬いパワー型に出るIn Realityの血が現れた馬体ではないように思います。また、腕節、飛節が小さいことが一番気になります。ごつごつとした感じが良いとされますが、あまりそうした感じは見られません。

動画では、柔らかみのある四肢捌きで伸びのある歩様です。とても短距離馬には思えませんので、父父Unbridled×フジキセキのエテルナミノルに近いのかもしれません。腕節は前から見ると幅もあって大きく見えます。飛節はもともとあまり幅がありませんので、後ろから見てもごつごつ感はありません。お尻の肉付は物足りなく、肉付については動画でも物足りない印象です。

まとめますと、ちょっとおもしろい仔という感じで、飛節、腕節に不安はあるものの管囲は十分で繋ぎも標準なら脚下の心配は不要かもしれません。あとは、4月生まれを考慮して、筋肉がどれほど成長してくるかに尽きると思います。キンシャサ牝馬で5万は高いと思いますが、それだけで見限るのももったいない気がします。資金に余裕のある方は一般枠候補として、今後の成長を期待して出資するのはありだと思います。

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