シルク2022募集馬人気薄？馬出資判断（その６）

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シルク2022募集馬人気薄？馬出資判断（その１）

シルクHCの人気薄？馬の出資判断その６です。

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出資判断は、診断などと異なり、管理人の主観的なただの感想です。

1. 最終中間発表未掲載馬は？

76位　37　ルナリアの21　【32件】

父　ニューイヤーズデイ
母父　ネオユニヴァース
牝　アイオイF
5月5日
体高147.0cm　胸囲165.0cm
管囲18.4cm　体重398kg
1400万円（2.8万円）
美浦田島俊明

【出資判断】
母はキャロット所属で7戦0勝、芝・ダート1800mが主戦場でした。この仔は第6仔で母11歳時に産まれた仔です。デビューした兄弟は中央未勝利1頭、地方デビュー2頭、一つ上の半妹は未デビューです。母の半姉の産駒には桜花賞2着馬シゲルピンクダイヤ、G2フィリーズレビュー馬シゲルピンクルビーがいます。また、母の半妹にDMMバヌーシーがセレクトセールで落札したパンデイア2021の母パンデイアがいます。種牡馬はこれまでエイシンフラッシュ2回、ハービンジャー1回、ルーラーシップ2回、モーリス1回で、この仔ニューイヤーズデイとなります。母がサンデー系ですので、ミスプロ系が合うと判断されていると思います。

血統は、父はハーツ肌との相性が良いとの見立てがありますが、それは父父のStreet Cryの母Helen Streetとハーツの母父トニービンの血統構成が似ているからという理由です。この仔には、Helen Streetの母母Boulevardの牝馬クロスがありますから、同じ理論で相性が良いと言えます。

馬体は、体高と体長は同じでバランス良い馬体です。横のバランスは、肩に比べ、胴、腰が長めです。繋ぎの角度は54度で標準です。少し後踏み肢勢に見えますが、脛骨の長さ、飛節の角度は標準です。トモのボリュームが目に付きます。まとまった馬体ですが、管囲の細さだけが不安です。

動画では、リズムよく歩いていて、後肢の踏み込みもいい感じです。伸びという点ではもう少し欲しいところでしょうか。一番目を引くのはお尻の上の肉付です。角ばっていて、ボリュームのあるトモが立体的に確認できます。耳を横にしていますので、集中してはなさそうですが、尻尾を振ったり、顔を横に向けたりがありませんので、うるさい気性ではなさそうです。無気力だとそれはそれで困りますが。

まとめますと、血統は良く分からないながら妙味もあり、歩様に欠点もなく、トモの肉付も良いということで、管囲の細さだけが心配です。馬体重が398kgですが、5月生まれでまだ大きくなるでしょうから、脚下への負荷だけが不安点です。この価格ならリスク承知でいくのもありだと思います。

77位　61　グリントオブライトの21　【31件】

父　ルーラーシップ
母父　ステイゴールド
牝　ノーザンF
2月10日
体高150.0cm　胸囲168.5cm
管囲19.0cm　体重377kg
2000万円（4.0万円）
栗東牧浦充徳

【出資判断】
母はサンデー所属26戦3勝500万下条件馬で、芝中長距離が主戦場でした。この仔は第2仔で半姉（父ハービンジャー）は未デビューです。半弟はナダル産駒です。

血統は、ルーラーシップの成功例の２つに合致していて、ヌレイエフの増幅、ナスキロ持ち肌馬との配合（血統のトリセツ、著坂上明大・生駒永観）に該当します。

馬体は、体高と体長はほぼ同じでバランスの取れた馬体です。横のバランスは胴が少し長めです。繋ぎの角度は50度で標準です。あとのバランスや大きさは標準です。2月生まれで377kgという小柄な馬体だけが気になります。

動画では、リズミカルによく歩けていますが、伸びも踏み込みも標準的です。トモの肉付が横からは良さそうに見えましたが、後ろから見ると物足りない感じがします。ただ、血統的に中長距離であれば、そこまで求められないように思いますが、スピード不足も困ります。集中力は低そうで、まだ厩務員さんに甘えるようなところもあり、気性面には不安があります。

まとめますと、馬体が小柄ではあるものの、血統は妙味がありますので、他に秀でた部分があれば長距離馬として活躍できるかと思いましたが、強調できる部分も見当たらず、様子見したいところです。

78位　79　外〇エリーシエズワールドの21　【29件】

父　No Nay Never
母父　Champs Elysees
牡　愛国産
2月9日
体高148.5cm　胸囲174.5cm
管囲20.5cm　体重432kg
6000万円（12.0万円）
栗東中内田充正

【出資判断】
母はフランスのデビュー戦芝1400m勝利の一年後にアメリカに移籍し、5歳から本格化して4勝。芝1800m～2000mが主戦場でした。この仔が第1仔で、下はサクソンウォリアー産駒で先のセレクトセール当歳セリで7480万円で落札されています。

血統は、日本での父の代表産駒ユニコーンライオンと同じく、サドラー持ちのNorthern Dancer牝馬との配合です。父は早くから活躍できる早熟血統ですが、ユニコーンライオンは3歳1月のデビューでした。母の適性を受け継ぐなら、2歳デビューから息の長い活躍が期待できます。

馬体は、体高と体長はほぼ同じでバランスの取れた馬体です。前肢の球節までとの比較では少し胸が深いです。横のバランスは、肩に比べ、胴、腰が少し長めです。繋ぎの角度は50度で標準です。飛節の角度も160度で標準です。2月生まれでマイラー～中距離の適性でしたら、少し筋肉が物足りなく見えますが、今後に期待でしょうか。

動画では、画像より肉付が良く見え、お尻も角張っており、トモのボリュームも良さそうです。歩様は欠点なく歩けていますが、強調する点も特にありません。耳を後ろに倒して、周りをキョロキョロしていますので警戒心が強そうです。臆病に出ないことを願います。

まとめますと、〇外ということで、この価格は仕方がないと思いますが、重賞を取れる確約もありませんし、ロマン枠といったところでしょうか。

79位　21　レディバードの21　【26件】

父　ルーラーシップ
母父　スマートファルコン
牝　ノーザンF
2月12日
体高151.5cm　胸囲170.5cm
管囲20.0cm　体重430kg
2400万円（4.8万円）
美浦宗像義忠

【出資判断】
母は13戦2勝で2勝クラス馬、芝ダートの短距離で走っていました。2勝もダート1200mと芝1200mと両方こなしています。この仔は初仔で母7歳で生まれた仔です。

血統は、ルーラーシップの成功例に該当し、ヌレイエフクロスを持ちます。これは母父父ゴールドアリュールの成功例にも該当します。ダート適性に出そうな感じがしますが、ルーラーシップ産駒のダート馬は500kgを超える馬が多く、できれば芝への適性も持てた方が良さそうです。ルーラー×ゴールドアリュールに該当馬も少なく（デビュー済み6頭）そう活躍馬がいない（勝ち上がり2頭で1勝クラスまで）のは気になります。

馬体は、体長と体高はほぼ同じでバランスの取れた馬体です。横のバランスは肩より胴、腰が長めです。繋ぎの角度は54度で標準です。他の大きさやバランスは標準です。牝馬だからか、飛節が細く見え、もう少しがっちりしてほしいところです。

動画では、テンポよく歩けていて、踏み込みも良く後肢の動きは良く見えます。前肢はもう少し動かしてほしいところです。顔を正面に向けて歩いているのは好印象で、少し耳を動かしますが、集中力はありそうです。180度動画では厩務員さんに甘えるところを見せていますが、やるときはやれる仔だと思います。動画の方が肉付が良く見えます。

まとめますと、ルーラー×ゴールドアリュールの組み合わせが芝ダートどっちつかずになりそうです。小柄な馬格とすらっとした脚からは芝適性が高く見えますが、パワーよりに出るとスピード不足で芝に対応できなさそうです。かといって、ダートでは馬格と飛節の細さで非力という結果に陥りそうです。価格も安いという額ではありませんので、様子見が妥当と思います。